一昨日、東アジアカップ(男子サッカー)の日本対北朝鮮の試合がありました。
日本は試合開始早々に得点をあげたものの、その後チャンスを決めきれず、
試合終了間際に逆転を許して負けてしまいました。
試合開始2分で1点決めて、勢いに乗れているうちに
追加点を奪えれば良かったのですが、
その後のチャンスをものにできなかったのが敗因かと思います。
昔から言われている「決定力不足」です。
日本代表の決定力不足は、今に始まったことではなく、
それに対してメディアも厳しく指摘しています。
メッシやCロナのような強烈な点取り屋が日本からも出てきて欲しいと願いつつ、
日本代表に対して厳しく批判しているわけですが、
一方で、これって他人には厳しいことを言えますが、
自己を省みるとそれぞれの人が自分にも当てはまることだと
わかるのではないかと思います。
例えば、テストになると必ず計算ミスをして点を取りきれないとすれば、
それも決定力不足ですね。
小テストやチェックテスト、またはカリキュラムテストや模擬試験なら、
ミスをしても「次頑張ります」でいいかもしれませんが、
入試当日なら自分の力で取れる、一番いい点数を取りたいはずです。
また、日本代表のサッカーの試合中や試合が終わった後、
「もっとシュートを積極的に打つべきだ」
「もっとゴールに向かっていく姿勢が欲しい」
という解説をよく耳にします。
毎回同じことを指摘されているのだから、シュートを打てばいいのに…
と僕のような素人は思いますが、
その試合に何か大きなものが懸かっている場合、
シュートを打つだけでも大変な勇気がいるのだと思います。
その時には、ものすごいプレッシャーがかかっていて、
ついもたもたしたり、シュートではなくパスを選択したりするのだと思います。
しかしやはりシュートを打たなければ、点は入りません。
ゴールに向かわなければ点は入りません。
先のテストの例に当てはめれば、
点数を取ろうという意欲がなければ点は増えないし、
図を書いてみたり式を書いてみたりと、試行錯誤しなければ、
得点に結びつくチャンスすらうまれません。
また普段の勉強に、入試当日のテストを想像して取り組むような
緊張感を持ち込むのも大事ではないかと思います。
落ち着いてやったらできる問題を、
プレッシャーのかかった中で解ききれるかどうかが
決定力があるかどうかの差になります。
決定力は、どんな人でも持ちたい力だと思います。
しかし、それは試合が始まってから身に着く力ではないような気がします。
それを持つには気持ち(メンタル)も含めて、
どんな準備を普段からしてきたかが重要な鍵となるように思います。