前々回のブログの補足②

2つ目は、我が子が特に反発もせず、宿題に取り組んではいるけれども、
それだけでは安心できず、その定着度を親がチェックし始める問題である。

例えば、絵を描くことが好きな子(幼児)がいたとして、
その子がお絵描きに熱中していたとする。
そのとき、横から「そこは違う色で塗った方がいいんじゃない?」
「もっと綺麗に書いたら?」「そろそろ違うことやったら?」
などと声をかけたりすることについて、どう思うだろうか?

仮に、もっと上手にかけるようになってほしいと思っていたとしても、
アドバイスを聞き入れてくれたら、もっと良い絵になるとしても、
あるいは、お父さんかお母さんが、絵を描くプロだったとしても、
そんなに一度に欲張らなくても…と思う。

効率の悪い勉強をしていたり、ピントのずれたことをしていたりに気が付けば、
口を出したくなるのもわからなくはない。
赤の他人のことなら見過ごすことができても、我が子となれば別。
「把握」で終わらせようと思っていたのに、「干渉」に進んでしまう。
成功体験を!とか、恥をかかずに済むように!とか、
そういう善意であったとしても、(ここも1つ目同様、そのときの成績にもよるが)
言われた方(子ども)からしたら、うるさいなぁと思うこと、
すなわち後々の反発に繋がる。

また、父母会でお伝えしたことのある話であるが、
(我が子が)ピーマンを苦手にするとわかったら、毎日ピーマン料理を出すような、
そういうやり方で干渉すると、嫌い!苦手!に拍車がかかる可能性もある。
苦手なものの対策・克服こそ、プロに任せておいた方がいいのではないだろうか。
もっと言うと、その苦手は、本当に今すぐ克服しないといけないものか?
そこに時間と労力をかけるより、他を頑張った方が先に繋がるものがあるかもしれない。
こういう判断は、やはりプロに任せた方がきっといい。

 

ちなみに、宿題の管理は、大手塾にお通いなら親がやるほかない。
特に、出口(進学先)にこだわるのであれば、成績が良い子以外は、
親が、ある程度、親子関係悪化の可能性も覚悟して、その役割を担う必要が出てくる。
もしくは、家庭教師を雇って、その役割を任せるしかない。

 

ここに、サーパスのような塾の存在意義があるのではないかと考えている。
すなわち、親が干渉しなくても、自己管理して結果を出せる子や、
家庭教師を併用して、家庭学習の量と質をコントロールできている子、
あるいは、親が干渉しても反発しないような子や、
出口にそこまでのこだわりがない子…であれば、
大手塾に通って不都合を感じないだろう。

だが、今挙げたのと真逆のようなケースにおいては、
ウチのような塾のニーズが出てくるのではないか。
サーパスでは、宿題の管理も、出来不出来の把握も、家庭に丸投げしない。
どういう状況にあるかを聞かれたときには今の状況をお伝えするが、
「把握」から「干渉」に移ってしまうように、伝えることが逆効果なら、
定期連絡のような形でお伝えすることはしない。

もちろん、一長一短はあるかと思う。
だが、サーパスを卒業した子で、親子関係が最悪になったというケースを、
(少なくとも)私たちは知らない。おそらく相当少ないと思う。
また、「穏やかに受験を迎えられるけれど、合格できない塾」を目指してもいない。
合格にこだわり、やらせ方や終わらせ方にもこだわるのがサーパス流である。