卒業生に向けて

まだ二十歳を過ぎたばかりの頃に、おかぽ先生から
「10年後、20年後の自分を想像しておきなさい」と言われた。

二十歳を過ぎると、特に、社会人になったあたりから、
日々があっという間に過ぎていく。
仕事や、なんだかんだと日々のやらなければならないことに追われ、
空いた時間をストレス発散や娯楽に使おうものなら、
(その時間があれば、まだマシなのかもしれないが)
「あれ?もう1週間経った?」の繰り返しで、歳だけを重ねていく。
そして、アラフォーが眼前に迫った頃になって、
「あれ、ここからの人生、このままで大丈夫か?」と焦りをおぼえる…

 

そんなことにならないよう、
10年後、20年後に自分がどうなっているかを想像し、
どうなっていたいか。あるいは、どうなっているとよくないのか
を考えて、日々を意識的に過ごしなさい!というのが、
冒頭の言葉の真意だったのだろうと思っている。

 


学生は、そんな先のこと、今から考えなくていいと思うけれど、
サーパスも開校から12年経って、卒業生が続々と社会人になっていくのでね。
歴史上の人物が遺した名言を紹介したわけよ。

 

かの先生の言葉は、
「お腹がいっぱいになってからが本当の勝負(もっと食べられる)」とか、
「胃に入らなくなったら肝臓に入れろ」とかが有名だけれど、
「10年後、20年後の自分を想像しておきなさい」
をむしろ肝に銘じておいた方がいいと思う。