算数オリンピック

昨日、算数オリンピックの予選通過者が発表されました。
サーパス生からは予選通過者が出ませんでしたが、
サーパスでテストを受けられた方が1名、予選を通過されました。
おめでとうございます!!!
試験当日の、問題に向かっている様子だけしか見ていませんが、
その姿勢が算数好きな子の姿勢でしたから、
「あの子、きっと賢いね!」って、先生同士で話していた子でした。
本当にいい機会ですから、決勝も楽しんできてください!!!

 

さて、サーパス生は一番惜しい子で(決勝進出まで)あと一問でしたが、
例えば、この子、去年まではそこまで算数のできる子ではありませんでした。
別に、不真面目だったわけではありません。
どちらかと言えば、ずっと真面目にやっていた子です。

でも、「本当に算数が得意な子」という印象ではなかったんです。
算数を勉強とは思わず、ただただ楽しんでやっているから得意な子というのは、
理系の大人でも簡単には解けないような問題を、楽しみながら、
持ち前の「センス」や「ヒラメキ力」で解いてしまうようなところがあります。

これは、中学受験に限った話でも、勉強に限った話でもありませんが、
「センス」の有無は、伸びていくかどうかに関わるポイントです。
誰もが頑張れば頑張っただけ、成果が得られればいいのですが、
必ずしもそうはなりません。たくさん頑張ったのに…ということもあるわけです。
例えば、算数でも「センス」のある子があっという間にできるようになるのに、
「センス」があまり無いと、なかなかできるようにならないということが、
実際問題、よく起こります。小学生には酷なところです。

そして彼も、そういう「センス」を持ったタイプには見えなかったんですね。

 

ところが、新学年になるあたりから、
「あ、繋がり始めた!」と、彼の取り組みや答案を見て感じるようになりました。
よく言われる表現を使うなら、点と点が線で繋がるような、そういう感覚です。
今から「伸びるぞ!」と、感じたのです。

そこから僅か数か月、まさかここまで戦えるようになるとは!
今の彼は、入塾当初の彼とは、もう別人です。
そして、このことは、彼だけでなく他の子どもたちにも朗報だと思います。
「センス」は、身に着けられる!のです。

「センス」が無いのではないか?と、もう諦めかけていた人、
特にこれは大人(親)に当てはまると思いますが、
そんなレッテルを貼ってる場合じゃありません!
もう一度言います。「センス」は、身に着けられる!のです。

「センス」を身に着けるには、
正しい方向の努力をし続けることが必要だと思います。
また、その努力を続けたとしても、点と点が繋がる時期には個人差があるでしょう。
でも、中学入試に間に合うのか?なんて、近視眼的な発想も止めて、
自分を磨いてほしい。僕らも、それを精一杯応援したいと思っています。