「□は□□の千倍です。」
上の三つの□の中には、全て同じ文字が入る。それはなんだろう?
『頭の体操』(光文社)より。
思いつかない人は、1ページめくるとすぐに答えが載っている。
答えは、アルファベットの「m」
「m(メートル)はmm(ミリメートル)の千倍です。」
答えを聞けば、なるほど~!と思う。ちょっと感動する人もいるかもしれない。
しかし、大抵の人はそれでおしまい。
また、次の問題を見ては、答えを思いつかなくて、すぐに解答を見る。
なるほど!と、わかった気になるが、それでまたおしまい。
と、こんな勉強の仕方をしていないかい?ついつい答えをチラ見してないかい?
答えを知っちゃうと、わかった気になっちゃうもんだ。
そこから改めて考えようという気にはならない。
だって、もうわかったと思ってしまっているんだから。
「わかった」と思ってるから、質問の必要性も感じない。
それで、「わかりました!」「できました!」なんて言ってしまう。
だけど残念ながら、あなたがわかったのは「答え」だけ。
「答え」を(見て)知っただけであって、何もできるようにはなっていない!
その答えを暗記していれば、同じ問題が出た時は答えられるかもしれないけれど、
問題の出し方が変わったりすれば、たちまち対応できなくなる。
だから、そういう何の力にもならない勉強をしている子には、
「じゃぁ、ここ(僕の目の前)で解いてみて!」と、要求する。
すると、えてして解けない。
あれ?さっきわかったはずなのに、あれ?あれ?とパニクってるのがわかる。
苛めたいわけじゃないけれど、でも、その勉強のやり方では、
できるようにならないんだってことを、はやくわかって欲しい。