継続は力なり

昨日で年内の冬期講習が終わり、
4、5年生は5日間のお休みに入りました。
6年生は、今日も特訓授業を受けています。
年末年始まで大変ねぇ!って思う人もいるでしょうけれど、
子どもたちの表情は、明るく前向きです。
入試まであとちょっとですから、やりきって欲しいです。

さて、勉強していても、なかなか効果を感じられない時ってあると思います。
やってもできない!点数が伸びない!
うまくいかないことで焦ってしまって、
勉強が雑になって、ますます効果が出ない。
今がまさにそんな時!という方へのお話です。

まずは、数日前の「報道ステーション」で放送された、
大谷翔平選手のコメントをご紹介します。

「上手くなる瞬間みたいなものを感じる時がある。
僕はある日突然来るんですけど、
それは継続していないと来ないのかなと思っていますし、
継続していってある日突然
これだというものが出てくるのかな」

勉強も、野球と似ているところがあるように感じています。
勉強の効果も、毎日毎日、階段を1段1段上るように出てくるわけではなく、
ずっと同じ段から動けないこともあれば、
今いる段の前後(上下?)を行ったり来たりしていることも多いです。
しかし、ある日突然、2段飛ばし3段飛ばし、
時には5段飛ばし10段飛ばしで出るようなところがあります。

この仕事をしていると、
あ、この子今まさに伸びてるぞ!急成長してるぞ!と、感じることがあるんです。
あるいは、お!この子ここから伸び始めるぞ!と、感じることがあるんです。

テストの点数が上がったから伸びているとは限りません。
逆に、テストの点数が下がっていても伸びていることはあります。
僕らは、テスト(や模試)の点数だけ見て、
伸びていると判断しているわけではありません。
テストの点数だけでは判断できないのですから、
親御さんはもちろん、本人ですら、
伸びている(伸び始めた)ことに気付けないことが普通にあります。
本人や親御さんが伸びたことに気付けるのは、
力が着いて安定した時なのかもしれません。

結果が出ないなぁと思っている時、
やったりやらなかったりにならないこと。雑にならないこと。
そして、いつか必ず来る伸びを信じること。
そんなことを意識して欲しいです。