「チャンスをつかむ人とそうでない人がいると言われているけれど、
実際にはチャンスがチャンスだと気付く人とそうでない人の違いが
大きいのではないかと最近思うようになった。
確かにチャンスがくるかどうかは運だけれど、気付かないと始まらない。
チャンスというものを所謂おいしい話だと思っている人は、
たぶん多くのチャンスを見過ごしている。
僕の人生ではチャンスは最初にピンチに見えたり、
もしくは日常の単なる出来事に見えたりした。
わかりやすい基準も無いのだけど、ただそっちに匂いがするという感じ。」
上の言葉は、昨年も何度か紹介させていただいた、
元陸上選手の為末さんが書いたブログの一部分である。
為末さんの発する言葉は、時々ハッとさせられる。特にこの
「僕の人生ではチャンスは最初にピンチに見えたり…。」のところがいい。
そして、為末さんはこう続ける。
「方向性を持っている人しかチャンスがチャンスとわからない。
今がつまんないからどっかにいい話転がってないかな、
では見過ごすチャンスが多い。」
「チャンスは相談する暇が無いものが結構あり、
ほんの一瞬で人生を分ける事がある。
チャンスは主体性とビジョンの明確さで匂いを嗅ぎ分けられるようになる。」
昨日も今日も、先週も今週も先月も今月も
代わり映えの無い日々だと思っている人にはつかめないチャンスがある。
日替わりでとまではいかないけれど、
気づきに繋がるような仕掛けや、今よりも成長するための仕掛けは、
随所に用意してある。
それを見逃したり聞き逃したりしないように、匂いを感じ取って欲しいと思う。