教えられるのが好きな日本人

2002年にサッカー日本代表監督に就任し、
2006年のドイツW杯まで指揮を執ったジーコ氏の言葉が新聞にあった。

下に抜粋させていただくが、これってサッカーに限らない、
日本が直面している教育の問題なんじゃないかと思う。
サッカーを『勉強』や『仕事』に置き換えても共通する部分があると思う。

「サッカーで最も大事なことは、自分で考えてプレーすること。
創造性が最も必要なんだ。
だけど日本の選手たちは、ミスをすることを極端に恐れていたね。
それは日本の文化であり、学校教育の問題なのかもしれないと考えている。
ミスをしたら、監督は別の選手を使おうとする。
監督がミスをした選手を殴ることがあるということも聞いたよ。
でもそれでは選手は萎縮してしまい、思い切ったプレーができない。
ドリブルをしてミスをしたら、ボールを奪いにいけばいいんだ。
試合にはミスがつきものさ。自分で試さなかったら何も生まれない。
この世に完璧な人間はいないんだよ。
日本の選手からよく、試合でどうしたら良いかを聞かれた。
日本人は他の人から教えられるのが好きだね。
結局は全てのことを自分で考えて行動するしかないんだ。
判断力が最も大事なんだよ。
もしミスしてしまったら、今度はミスしないように練習を重ねるしかない。
その繰り返しでうまくなるんだよ。」