8月10日から16日まで、サーパスはお盆休みだったのだけれど、
15日だけ、サーパスのホームページアクセス数が、圧倒的に多かった。
終戦記念日にブログの更新があると思った方がいらっしゃったのかもしれない。
アクセス数が多かったのは、全く違う理由かもしれないけれど、
思うところを書いてみようと思う。
昨年、横浜市長選挙がおこなわれたが、当選したのは、
そのときに、SNSを最も賑わせていた候補ではなかった。
つまり、SNS上で多数を占めているように見えた情報、支援者の意見が、
実は、多数派の意見を反映しているわけではなかったということである。
また、この市長選挙のときの話ではないが、
後日、対立する候補や政党に対する、デマや誹謗中傷を含む攻撃的な書き込みを、
意図的、組織的におこなっていたというニュースもあった。
つまり、SNSなどで見られる情報の中には、正しくないものもあり、
いや、もっと言うと、新聞やニュースという無条件に信じたいメディアの中にさえ、
そういうものがあるので、注意しておかないといけないのである。
そして、今の時代、さらに気をつけたいのは、口コミや「いいね」の数で、
ものごとの正しさがわかるわけではない!ということである。
自分が好きで(信頼して)フォローしている人のSNSだとしても…である。
ネットニュースなどを見た場合に、その記事をスクロールしていくと、
匿名の書き込みがあり、そこに多数の「いいね」がついていることが多い。
だが、その数が4ケタだろうと5ケタだろうと、
『みんな』が「いいね」しているから、それだけで正しいというわけではない。
書き込みをした人が、何を頼りに情報を入手しているかわからない。
ひょっとしたら、その人の元ネタも、SNS上のウソ情報かもしれない。
一例として、あおり運転やイジメの加害者としてネットに載せられた人が、
全くの無関係だったというニュースも後を絶たない。
さて、以前にこのブログ内でも書いたことがあるが、僕は長崎生まれである。
祖父母の家は、(原爆の落とされた)爆心地から歩いていける距離にある。
その境遇がおおいに関係することは間違いないと思うけれど。
そういうわけで、僕は核を必要としない世界になって欲しいと思っている。
そんなものは絵に描いた餅だと言われるのだろう。
実際、ウクライナとロシア、台湾と中国の情勢を対岸の火事と思わずに、
日本も国防の意識を、核保有を…という話を目にする機会が増えた。
核を持っておくことで抑止力が働くという書き込みに、
たくさんの「いいね」がついているのも目にした。
もちろん、今のまま対策を何も講じなくていいとは僕も思っていないが、
だが、これだけ狭い国土で、しかも地震が頻繁に起こる国で、
どこで核を保管する気なのか。実験はどこでおこなう気なのか。
僕の意見を鵜呑みにしなくていい。
自分の頭と心で考えてほしい。