プレスクール4週目

今週から10月のプレスクールが始まりました。
先週がお休みでしたから、(9月に)教わったことを
忘れちゃった子もいるかなぁ?と、心配していましたが、
小さなミスこそあれ、全員忘れることなく、よくできていました。

 

さて、今日の土曜日クラスでは、初めて割り算の筆算を扱いました。
簡単な割り算なら、生活の知恵として暗算でできる!
(例:2コで100円→1コだと何円?など。)という子は多いと思います。
また、九九レベルの割り算(例:24÷3など。)も、暗算でできる子が多いです。
しかし、筆算の書き方については、初めて教わる子ばかりです。
ですから、すんなりできなくても何の問題も無いのですが、
その代わり、授業をよく聞いて、解き方の真似をして欲しい!と思っていました。

ところが、この真似をする、というのが口でいうほど簡単ではないんですね。
苦戦している子がたくさんいました。

 

毎年、この割り算の授業の直後に、
「ウチの子は割り算がよくわかっていないみたいなんです。」
などのご相談を受けることが多いのですが、(サーパスに通っていて)
4年生になっても5年生になっても割り算ができない!
という子はいらっしゃいません。いつかはちゃんとできるようになります。
ですから、そこは焦らなくて大丈夫です。

 

ただ、この初めて割り算の筆算を教わる日は、
いくつかの気づきを与えてくれる日です。

その1つは、
答えが先にわかって(知って)しまうと、
やり方を考えられなくなる子が増える、ということ。

そしてもう1つは、
授業をホワイトボードの前でしている時は、
ほぼ全員が発問に答えてくれたり、一緒に考えてくれたりしていて、
さらに、わかったか確認すれば、わかったと言うのに、
いざ、自分の力でやれるかを試してみると、
途端に何をやったらいいかがわからなくなる子が出てくる、ということ。

 

たかだか計算問題と、大人は思うかもしれないですが、
その計算問題レベルでも、(同じ授業を受けた後に)自分でやらせてみると、
ちゃんと差がつくということは、計算問題ではない問題、
それこそ文章題だったり図形だったり、応用・発展問題なんかは、
授業を聞いただけでは、全員が同じようにできるようにはならない、
ということだと思います。
そしてまた、答えを渡しておいて、自分で勉強しなさい!
できるようになりなさい!なんて、めちゃくちゃハードルが高い要求です。

「授業を聞いて、その真似をする」ということができるようになるだけで、
吸収力が上がって、どんどんとできることが増えていくわけですが、
これも慣れるまでは結構難しいことです。
慣れるまで、僕らも一緒にお手伝いするので、
めんどくさがらずに、前向きに、真似をしてみてください!