次に、オンラインの双方向授業について考える。
一番のメリットはやはり、家から出なくてよいので、
感染リスクを限りなく低くできることである。
また、双方の表情も見えるし、声も聞こえるから、
ある程度の対話も可能である。映像授業よりは一方向にならない。
しかしデメリットもある。(前々回ブログの参考記事も参照していただきたい。)
まず、通信環境によって、音声や映像に支障が出る。1対1ならまだいいが、
複数の人と一斉におこなえば、その支障が出る可能性は増す。
映像が途切れる、声が聞こえなくなる、時には不快な音が鳴る(ハウリング)などなど。
また、生徒の顔は見えても、手元は見えないので、思ったほど、
生徒の理解度・達成度を把握しにくい。
そして、今は我慢してもらうしかないことなのかもしれないが、
オンラインには、様々な制約が家族にもかかる。
例えば、オンラインの授業を夕方5時から始めるとすれば、
生徒はその時間になったら、パソコン(またはスマホやタブレット)の前に
いなくてはならないが、パソコンを子ども自身が使えない場合や、
子どもだけではパソコンを使わせないというルールにしている場合は、
そばに家族もいていただかなくてはならない。
また、そのタイミングで家族が(仕事などで)パソコンを使用していた場合や、
小さな子どもがいる場合など、家族にも協力していただく必要が出てくる。
誰もが同条件で授業を受けられるわけではない。