「ファイト〜!」「いっぱ〜つ!」でお馴染みのリポビタンDのCM。
最近は、海辺を走って岩場でジャンプするだけの、大してファイトする必要もなさそうな感じですが(笑)、一昔前までは結構危険な場所でファイトしていました。
崖を二人で登っている最中に一人が崖から落ちかけたり、
吊り橋を渡っている最中に吊り橋が切れたり…。
このCM、崖の上から、落ちかけた相手を救おうと手を貸す方(Aさん)も、
崖から落ちかけて手を貸してもらう方(Bさん)も、どちらも筋肉モリモリなのですが、
右上の画像のようにAさんが力を入れていると同時に、
画像には写っていないところで、Bさんも力を入れています。
そしてこのCMのいいところは、
(勝手な想像ですが)この二人には信頼関係があって、
Aさんが手を放すんじゃないかとか、
Aさんの力が弱くて自分は助からないんじゃないかとか、
Bさんがそんなことを全く考えていないように見えるところです。
また、かと言ってBさんがAさんに頼りきりになってしまって、
自分で助かろうとしないなんてこともないところが大事であると思います。
勘のいい人なら何を言いたいか、もうおわかりかもしれませんね。
上から引き上げる立場の人が、意地でも引き上げてみせる!
と思ったところで、引き上げてもらう立場の人が、
その人を信じられずに言うことを聞かなかったり、暴れたりしたりしたら(笑)、
却って状況は悪化します。
と同時に、引き上げてもらうのを待つばかり(依存)で
自分からは全く行動しないようであれば、助かるスピードが遅くなってしまい、
やはり状況は悪化するでしょう。
断っておきますが、みなさんが崖から今にも落ちそうな
危機的状況だと言いたいわけではないですよ(笑)。
ただ、わかりやすいように、ちょっと極端で有名な例を挙げてみただけです。
信頼関係がなくてもうまくいかないし、
信頼していたとしても依存しすぎたらうまくいかない。
そのバランスがとても大切だと思うのです。