何をどのくらい?

毎年毎年、受験まで100日を切る頃になってからようやく、

「やらなきゃいけないことがありすぎて時間が足りない!」とか、

「○○をやってると△△ができない!」とか、

そういったことを相談されます。

やるべきものに優先順位をつけてあげることはできますが、

合格させるためには削っていいものなど、もうその時期には本当はないんです。

しかし、その時期になってそういう相談を受けた場合、

「もう○○だけやって△△のことは考えないようにしましょう!」という風に、

切り捨てる作業に入ってしまいます。

時間が足りない!とても全部できない!と相談に来ておいて、

「それ(△△はやらない)で大丈夫ですか?」なんてことを聞く人もいますが、

こちらとしては

『本当はやって欲しいけれど、時間的にやれないのなら仕方ない。

そこについては諦めて他の手を考えよう!』と判断せざるをえないわけです。

そういうわけで、「大丈夫ですか?」と聞かれても、

「まぁしょうがないよね。」と答えるしかない状態になるわけです。

みんなにとっては初めての受験です。

お兄ちゃんやお姉ちゃんが受験したのを見ていたとしても、

みんなにとっては初めての受験勉強。

どの時期にどのくらいのことをやっておいた方がいいかなんて、

終わってみて初めてわかることかもしれません。

でも、僕らは毎年毎年受験生と共に過ごしているので、

経験としてどのくらいのことをしておいて欲しいかがわかっています。

「栄光に入った◎◎君はこんな勉強をしていたよ。

内容は○○で時間は□□…。」といったようにですね。

もちろんタイプは人それぞれ違いますし、得意教科や苦手教科も違います。

ですから全員共通のアドバイスはなかなか難しいのですが、

少なくとも、今結構時間があるなら

「やれることは少しずつやっておきなね!」と教えてあげたいんです。

何をどのくらいやるべきか。

この夏の過ごし方はとても大切です。

ただしこれは、夏期講習から!ということではありません。

今日からでも、今日がもう夜遅いなら明日からでも、

とにかく早ければ 早いほどいいと思います。

その過ごし方を失敗しないために、どう過ごすべきかが

もしわからなければ、必ず相談しに来て欲しいと思います。