サーパスでは、算数を自分で解かせる。
このとき、「解けない問題はどうしたらいいか?」という疑問が湧くと思う。
前に述べたように、その問題がその子に必要とならない場合もある。
入試までの残り時間が短い場合は、「そこはもういらない!」と言うこともある。
だが、その子の中に「できるようになりたい!」という意志がある場合には、
ヒントを出したりして、その子が自分で考えられるように、その手助けをする。
つまり、今のその子の力ではそれ以上進めそうもないと判断した場合には、
(サーパスでも)「自分一人で最後まで解きなさい!」とは言わない。
ところがところが、これがまた難しく、そしてこの仕事の面白いところで、
「そろそろヒントを出すべきか」と様子を見ていると、急にペンが進み、
見事に解き切ってしまうことが少なくない。
子どもの「考える力」が、こちらの想像を超えて伸びている瞬間である。
もし焦れて教えてしまっていたら、その成長の機会を潰してしまっていただろう。
ただし、塾では粘り強く取り組める子でも、家では少しつまずくとすぐに
「わからない」「できない」と言い出すことがある。
場合によっては泣いたり、癇癪を起こしたりすることもあるだろう。
しかし、保護者の方には安心してほしい。
特別なことではなく、小学生にはよくある姿である。
だからこそ、勉強はできるだけ塾で完結させた方がよいと考えている。
小学生にとって、自宅で主体的に学習を進めるのは簡単ではない。
また、子どもが考えている時間を長く待ち続けるのは、
親御さんにとっても現実的ではない。
そう考えると、小学生にとって自宅学習は必ずしも相性がよいとは言えない。
ちなみに、サーパスでは、(やむを得ない事情があれば別だけれど)
算数を担当する先生は変わらないのが普通である。
例えば、今年卒塾した東戸塚の生徒のうち半数の約20名を、
4~6年生の3年間、僕はずっと担当していた(←イヤだった人はごめん!)が、
これもサーパスの特徴の1つだと思う。(←重ね重ね、イヤだった人はごめん!)
というのも、サーパスは一方通行の講義だけの塾ではないので、それぞれの子が、
4年生時にどの問題でつまずいたか、5年生時にどの問題を苦手としたか・・・
を僕があらかた記憶しておくことができるからである。
しかし、僕が記憶しているだけでは意味がない。
多くの塾と違うのはここからである。
その弱点補強を家庭に丸投げしたり、(生徒の)自己責任にしたりせずに、
改めて時間を割いて対策するのが、サーパスの特徴である。
そして、その対策をいつやるか、それを僕が決められるのも大きい。
4、5年生の時点で、解けない問題、うまく理解できない問題があったら、
親御さんは、「どうしたらいいの?」となると思う。
だが、何でもかんでも全部解けるなら、みんな開成、桜蔭レベルになれる。
誰しもに得手不得手はあって、そのときスッと理解できないこともある。
今できなくてもいいことに必死になり過ぎなくていい。
サーパスなら、子どもの頑張る時期を待てるし、そのタイミングを逃さないから。
