13期生は、サーパス史上、1、2を争う厳しい状況から始まった学年でした。
ただし、もちろん彼らのせいではありません。
小学校の低学年時にコロナを経験したことは、
大人が想像する以上に、多大な影響を与えたのではないか、と思うのです。
足し算の繰り上がりが…引き算の繰り下がりが…といった細かいところもそうです。
小学校低学年時の学習を、宿題・課題の形式で、
自分で解決しないといけなかったからなのかもしれません。
なんとなくわかっているけれど、ちゃんとはわかっていない、
そんなレベルで見過ごされていることが多いような、危うい印象のスタートでした。
また、家族以外の他人と接する機会を持てなかったということが、
(上手く説明できないのですが)
見えないところで、最大の難しさだったのではないか、そんな風にも思います。
コロナ初年度は、大人も含めて、全員がどうしていいかわかっておらず、
学校の先生だって不慣れだったわけですから、誰が悪いというわけではありません。
ただ、他人との距離感やノイズへの耐性、そういったところに、
いつもよりも繊細なものを感じることが多く、
発破をかけようものなら、折れてしまうのではないか…と、
あと少しの踏ん張りがきかないことにヤキモキする日々でした。
しかし、その彼らも少しずつたくましくなりました。
秋、冬にかけて、段々と自分事として勉強に向かうようになりました。
実は、男の子の多くが、入試初日に厳しい結果となり、
折り返し地点の3日を迎える時点で、もしかしたら、ご家族の中には
万一のことも覚悟しておこうと思われた方もいらっしゃったかもしれません。
しかし、途中で心折れて投げ出す子はいませんでした。
最後まで頑張りたいと親御さんを説得する子までいました。
その結果が、全員合格!
男子11名、女子15名、計26名の13期生。
第一志望合格率(チャレンジを含む)は69.2%でした。(第二志望以上合格率88.5%)
サーパスは第一志望合格率を毎年公表していますが、
第一に受かったからえらいとかすごいとかではなくて、
あの不安や弱気になりそうな局面で、逃げずに立ち向かったことが
とても素晴らしいと思います。
みんな信じられないくらい強くなったね!
お疲れさま!そしておめでとう!!!