サーパスは生徒数の上限(定員)を明確に決めている塾ではありませんが、
学年によっては、募集を停止する状況になっております。
これは、収容人数の問題だけではありません。
それこそ座席の数だけで言ったら、どの学年にも十数名分の余裕があります。
しかし今、この時期に新たに入塾の問い合わせがあったとしても、
特に6年生は(余程の事情がない限り)お断りすると思います。
利益重視の塾や、高校受験も指導している塾なら、
「あと2ヶ月、一緒に頑張りましょう!」「今からでも間に合います!」
と、明るく入塾を許可するかもしれません。
教育業界も、続けていくためには利益を出すことが大事ですから、
そういった塾の姿勢を批判する気は全くないです。
また、塾の姿勢や本音がどうであっても、
受け入れてもらった子が救われる可能性はあるわけですから、
そこに外野から口を出すつもりはありません。
一方で、サーパスにはサーパスの大切にしているものがあります。
それは、そのときそのときで、通ってくれている子を一番大切にする
ということです。
最初からサーパスを選んでくれた方々はもちろんですが、
途中入塾であっても、転塾であっても、サーパスに通ったなら、
学力をつけて、自信もつけて、志望の学校に合格して欲しい!そして、
できることなら、みんなサーパスっ子になって欲しい!そう思っています。
しかし、このサーパスっ子には、ほったらかしでなるわけではありません。
一例として、塾では「授業を聞く」ことが大切になるわけですが、
この「聞く」という行為に、サーパスが求めるものは、
決して受動的なものではなくて、能動的・積極的なものであるということを、
丁寧に、しつこく、ときに叱ってでも伝えていきます。
叱ってでもという言葉でお察しの方もいらっしゃるかもしれません。
(授業中に)先生が話していても、全く聞いていない子、上の空の子、
他の作業に気を取られている子、BGMのように聞いている子、
右から左に流してしまっている子、指示を守らない子…
本当に、たくさんの「聞かない」「聞けない」子がいます。
それでも、その子たちの学力を伸ばしたい!
そして、やればできるという実感を持ってほしい!
学ぶこと、新しいことを知ることが楽しくなってほしい!…と考えると、
「聞かない」子を自己責任と切り捨てるわけにはいかない!
これもサーパスが大切にしている姿勢の1つです。
「ウチの子が授業を聞いていなくて成績が伸びなくてもいいので入れてください」
と言われたとしても、「はい、わかりました」にはならないのが、サーパスです。
ですから、座席にまだ余裕があるからといって、
一度に何人でも受け入れるというわけにはいかないのです。
全員とは言わないまでも、せめて「聞ける」子が多くなるまでは
募集を停止することになります。