10期生 Cさん

とある全国大会のテレビ放送を観て
「私、この中学校に行きたい!」と娘が突然言い出した小4の12月。
中学受験の知識はおろか、学校の授業も理解できていない状態からのスタートでした。

超がつくほど内向的で、ストレス耐性の低い我が子が通える塾を探さなければ…。
大手塾から個別指導までいくつも見学に行きました。
その中でサーパスは、面談でゆっくり話を聞いてたくさんの具体的な情報をくださり、
スタート時期が遅いことや扱いが難しい性格であることを踏まえた上で
「追いつくまでは大変ですが、やりましょう」とあたたかく受け入れてくださいました。

入塾体験の間も、緊張ガチガチの娘をとても気にかけて
優しく接してくださっていた先生方。
心配する私にまで何度も声をかけてくださり、
先生方のお人柄の良さと器の大きさに感動し、
ここにお任せしたいと思ったのを覚えています。

そこから2年2ヶ月、私は今でも変わることなく
サーパスの魅力は先生方の「情と経験の深さ」だと思っています。

関わる子どもたちのことを想うからこその言動が常に感じられ、
子どもも先生のおっしゃることには絶大な信頼を寄せていました。
同じことを親が言っても聞く耳を持たないので、
先生言ってくれてありがとう!と内心思うことがたくさんありました。
わざわざ先生にお願いして子どもに伝えていただいたこともありました。

6年生の夏ごろから江角先生が毎週子どもたちに配ってくださる
A4用紙のメッセージには親の私が毎回感動させられ、こんなに情が深く、
素敵な考えの先生方に勉強以上のことを教えていただき本当に有難いなと思いました。

その他にも娘のクラスが上がった時も、
授業のスピードが速くついていけなくなっている様子に早々に気づいてくださり、
クラスを戻して「僕が最後まで見ます。たぶん彼女もその方が伸びます。」
と笑いながらおっしゃってくださいました。
娘の性格を考慮して臨機応変に判断してくださり、
サーパスでよかった!と心から思った出来事でした。

志望校選びの面談では、学校の雰囲気が合いそうかどうかや、
入学後の授業のスピードや宿題量、部活の忙しさ、入試問題傾向の向き不向きまで
すべて頭に入っていて豊富な情報をくださり、
塾の実績としてではなく、入試問題との相性や入学後のことまで考えた上で
子どもに合った学校を薦めてくださる姿勢にとても信頼を持つことができました。

また、父母会の度に
「小さなことでも、お子さんの様子に変化があれば遠慮せずに何でも連絡ください」
「不安や心配事があったら早い方がありがたいので迷わず連絡をください」
と常々言ってくださり、とても心強く有難かったです。
本気で向き合う気持ちがなければ、
なかなか全員に対して言える言葉ではないと思います。

先生方皆さんの気持ちと態度にいつも余裕があり、
どんなことがあっても動じずに(そう見えないように?)どっしりと構えて
笑顔で「いいですよ」「大丈夫ですよ」
という姿勢でいてくださったことに、どれだけ救われたか分かりません。

長年のご経験と先生方同士の信頼があってこそ生み出せる、
サーパス独特の素敵な空気感だと思います。

心配だらけだった娘がたくましく成長し、大好きなお友達と先生方と、
自宅以上にたくさんの時間を過ごしたサーパスを卒業するのは、
ひとつ居場所を失うようで淋しくもあります。

「制服着て見せに来てね」「数学が分からなかったら聞きにくるんだよ」
と、ずっと子どもたちとの交流を続けていきたいと
声をかけてくださるあたたかいサーパスと、甘え下手な娘ですが、
ご縁を絶やさずにいられたらいいなと密かに願っています。

 

親としても先生方からたくさん学ぶことがありました。
こんなにエネルギーを使い心身をすり減らす思いを
毎年ご経験されるお仕事を心から尊敬します。
どうかお体にはお気をつけてお過ごしください。
大変お世話になり、ありがとうございました。