ロシア軍によるウクライナ侵攻のニュースを見る度に、胸が苦しくなる。
戦争はしてはいけない。武力での解決は良くない。
頭ではとっくにわかっていたことだけれど、もっと切実に苦しい。
核を持った大国が、対話ではなく実力行使で攻めてきた場合、
独立国家としての尊厳を守るために、
命をかけてでも徹底的に戦うという考え方も1つ。
いやいや、尊厳など捨ててでも、理不尽な要求を呑んででも、
国民の命を守るべきだと考えるのも1つ。
考え方は、国民性、民族性、文化、宗教…
様々なものに影響されるだろうから、
どうすることが正解なのかはわからないけれど、
毎日、お喋りしたり笑い合ったりしてきた目の前の子どもたちと、
同じような子どもたちがウクライナにもいることを想うと、
言葉にならない。
言葉にならないからといって、思考停止していてはいけないし、
かといって、この戦争を止めるために何ができるというわけでもないのだけれど、
せめて今自分のできることとして、
利害だとか損得勘定だけで、ものごとを決定しようとする世の流れに対して、
理性的に抗いたいというか、人の痛みを想像できる人になりたいというか。
そして、そういう立場で、教壇に立っていたいと思う。