連日、大学入試共通テストの話題で申し訳ないが、
大学入試共通テストは、大学入試を目指す人にとって、
その年最初の入試である。
その結果次第で、出願する国公立大学が変わったりもするから、
人によっては、それはそれは大きな意味を持つ。
しかし、それでいて、国公立の合格を手にできたわけでもないから、
重大なテストだけれど、それ自体に価値があるわけでもない。
要するに、結果が悪いと方向転換を余儀なくされるのに、
良かったからといって、まだ安心はできない、そういう辛いテストなのだ。
その第一関門をしっかり突破しようと、気合いを入れて準備してきたに違いない。
最初の入試だから緊張度も高くて、終わったときには解放感もあっただろう。
そう感じて普通だと思う。
だが、先に述べたように、この共通テストで終わりではない。
その後が本番なのである。だから、ここでゆっくりしてしまうと、
最も大事なところで戦えなくなってしまう。
家の片付け、家事、なんでもそうだと思うけれど、
立っているついでに一気にやってしまった方が楽ということは大いにある。
一度腰を下ろしてしまうと、また立ち上がるのが面倒に感じる。
それと同じで、かなりのプレッシャーを感じた共通テストだったと思うけれど、
ここでは、一息ついたらまたパッと勉強を始めた方がいい。その方が、絶対楽だ。
と、共通テストの話のように書いてきたが、
このことは、中学受験生にも当てはまるわけだ。
1つの入試が終わっても、次に備えて頭を切り替え、そして勉強に取り掛かる。
そういう意識は、入試の前から持っておいた方がいい。