今週から、3年生の授業が始まりました。
今年は、初めての試みで、2種類のクラスを用意しています。
金曜日のクラスは、応用問題ばかりを扱うクラスで、
土曜日のクラスは、計算問題を中心としたクラスです。
(両方に参加することも可能です。)
クラスによって、問題のレベルは変わりますが、
どちらのクラスに出席したとしても、
「やらなきゃいけない」「できなきゃいけない」と思うのではなくて、
「自分の力で解いてみたい」「もっとできるようになりたい」
こんな風に思えるようになってくれたら…と考えています。
なぜ、このようなお話をするかというとですね。
例えば、授業のために準備したプリントが3枚あったとします。
いわゆる講義形式の授業をする塾なら、
先生が3枚のプリントの解き方や答えを解説して、授業が終わるのですが、
サーパスでは、それを先生が解くのではなくて、生徒自身に解いてもらいます。
しかし、3年生の時点で、全員の力が同じということはないですから、
自力で3枚全て解き終える子もいれば、1枚しか解けない子もいます。
もしかしたら、1問も解けない子もいるかもしれません。
もし本当に1問も解けなかったら、「可哀想!」「自信を失くしちゃうんじゃ?」
「お金を払ってるのに…」などのご意見をいただく可能性が出てきます。
でも、たとえ自力で1問も解けなかったとしても、
自分で手を動かして、色々と試行錯誤した子なら、
自分では何もやらずに解説だけ聞い(てわかった気になっ)た子よりも、
成長したのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
もちろん、達成感を味わって欲しいと思うので、授業の工夫はしています。
しかし、塾にただ来ているだけ、という子にはなって欲しくないので、
解説をして答えを教えて、それで終わりということにはしたくないのです。
その結果、手つかずのプリントを持ち帰る子が出てきますが、
例年、その解き終わらずに持ち帰った問題について、
「家でやらせた方がいいですか?」と聞かれることが多いです。
それに対しては、(上に書いたような理由で)
「できなきゃいけない」「やらなきゃいけない」と、
お父さんやお母さんが必死になってやらせることは、望んでいません!
と、お答えいたします。
では、「家では何をしたらいいか」ですが、
例えば、「計算だけは復習しよう!」と約束事を作るとか、
手が回らなかった問題にチャレンジしてみたい!と思えるような声掛けだとか、
そういうことをしていただけると、とってもありがたいです。