(昔書いた文章です)
初めて海外に行ったのは大学生の頃で、行き先は中国とモンゴルでした。
もう記憶も曖昧になってしまっていますが、
勉強したくても勉強する設備が整っていないモンゴルの子供たちに、
机と椅子を寄贈しようということで、
旅行代金にそれらの費用が加算される、ちょっと珍しいツアーでした。
飛行機で北京に飛び、そこからまた飛行機とバスを乗り継いで行った覚えがあります。
実際はただのツアーなのですが、
形式上、日本からモンゴルの学校に寄付をすることになるので、
ツアー参加者は日本代表という扱いになり記念式典まで開かれる!
ということを、行きの飛行機の中で知らされました。
事後報告にしては、モンゴルのテレビで放送される程の結構大がかりな式典で、
当然のように我々日本代表(笑)からも代表者を一人選んで
スピーチしなくてはいけないそうです。
金額のせいか内容のせいかはわかりませんが、
参加者のほとんどがご高齢で学生は自分しかいなかったのですが、
そのせいで「若いんだからいい経験だよ!」と
満場一致で日本代表に抜擢されてしまいました。
まさかモンゴルで(日本でも出たことないのに)
テレビに出るとは思ってもいませんでしたが、
別に知り合いに見られるわけでもないからいいか!
くらいに楽観視していました。この時はまだ…。