開校2年目で(1年目よりは)少しは楽になる!
などとは思っていませんでしたが、2013年もなかなかどうして激動の1年でした。
昨年とはまた違った種類の課題や悩みもあって、
毎日それこそ目まぐるしく、一息つけるのは一体何年先のことなんだろう?
と忙しさの合間に思うわけです。
しかし一方で、楽になることなんてずっとないのだとも思うのです。
人を相手にしている、それも純粋で多感な時期の
子どもを相手にしているわけですから、
毎年毎年違った悩みが出てくるのは当たり前で、
でもそれだからこそ楽しくもあり、やりがいもあるのです。
もし一息つけるような余裕があったら、きっとそれはどこかで
慣れによる手抜きが生まれたのかもしれないと、そんなことさえ考えます。
以前、受験が終わった直後の卒業生のお父様から、
「言うこと聞かない子どもだけでなくて、受験が近づいてくると、
好き勝手に言いたいことを言う保護者の相手までしなくてはいけなくて、
よく我慢できますね。」と、労いの言葉をかけていただきました。
年末から年明けての1月、そして2月頭の受験シーズンと、
僕らも一緒に走り続けているので、受験が終わるとようやく肩の荷が下りたようで、
少し気持ちが休まります。
そんなホッとしていた時にかけられた言葉だったので、つい本音で
「子どものためですから我慢できますよ。」と返事をしてしまいました。
聞き方によっては、色々と我慢していたことを愚痴ったように
聞こえてしまったかもしれないですが、そういうことではないのです。
僕らも保護者の方も、子どものために良かれと思って行動し、
意見をぶつけ合っているわけですから、時にカチンとくることもあると思います。
でもそれでプチンと切れてしまって、
「もう知らねぇ!」なんてことになるわけないですよねってことを
お伝えしたかったのです。
順風満帆に受験を終えられる子など、めったにいません。
紆余曲折、数々のドラマがあって受験を終える子がほとんどです。
ストーリーは様々です。
むしろ、だからこそ保護者の方だって本当は面白いんじゃないだろうかと…
順風満帆で全く手のかからない子より、山あり谷ありの方が……
これは言い過ぎでしょうか?(笑)
全力でぶつかって失敗したり乗り越えたりする今を、
僕らも一緒になって最後まで精一杯走って応援したいと思います。
クライマックスに向けてまだまだ見せ場が続くことでしょうから、
楽になることなどありませんが、
どうか来年も引き続き一緒に楽しんでいただけたらと思います。
今年もお世話になりました。ありがとうございました。