レベルの高い学校にギリギリで合格すると、
入ってから学校の勉強についていけなくて、成績が最下層になるのでは?
それよりは、余裕を持って通える学校の方がいいように思えるのですが?
と、毎年のように相談される。
僕の中では、この質問に対する回答は決まっていて、
(繰り上げ合格のような)ギリギリ合格でも勉強すれば最下層にはならないし、
余裕の合格でも、入ってから勉強しなければ最下層になる可能性がある!である。
実際、入試当日の点数は、その後の(6年間の)成績に相関関係がない!
と、各学校の先生もおっしゃっているし、
それよりは、中1の中間、期末テストの点数の方が、
その後の成績と相関関係がある!とおっしゃる先生もいる。
つまり、いわゆる偏差値の高い学校に入ったから成績が最下層になるのではなくて、
中学に入ってから勉強をサボれば成績が下がるという、至極当たり前の話でしかない。
と、こういうことを言うと、
でも、例えば偏差値60の子が偏差値65の学校に入れた場合、
日々、一生懸命に勉強しないと授業にすぐについていけなくなると思うけれど、
偏差値55の学校に進学した場合は、そこまで必死にならなくても、
平均以上の成績はキープできるのでは?と、そういう話になる。
言わんとすることはわかる。わかるけれど、
高いレベルの学校に通いたいという憧れがあるなら、
勉強を日々一生懸命にやるのは当たり前だと思っておいた方がいいと思うし、
レベルを下げた学校に入った方が楽できると思っていると、
うさぎとかめじゃないが、いつの間にか追い抜かれると思う。
つまり、ある程度の成績でいたいなら、どちらにせよ勉強するしかないと思うのだ。
少々横道に逸れるが、
「万が一まぐれで受かっちゃったら・・・」と謙遜される方もいらっしゃる。
だが、入試にまぐれで受かるという可能性は低いと思う。
◯✕問題が10問というような入試なら、まぐれの合格もあるかもしれないが、
入試問題は、そんな質のものではない。練りに練られた問題である。
だから、その合格が繰り上げだったとしても卑屈になる必要がない。
逆に、1点足りないような不合格は誰にでもありえるから、
トップ校ではない学校にも優秀な子は間違いなくいる。
すなわち、レベルを下げた学校に通っても、そう簡単に学年上位は取れない。
さて、中国の故事に「むしろ鶏口となるも牛後となるなかれ」とあるが、
一方で「井の中の蛙」「お山の大将」という言葉もある。
どちらが正しいということもないが、向き不向きはあるように思う。
難関校に通う生徒が、全員真面目で一生懸命ということはありえないが、
仮に全員一生懸命だったとしても、点数で順位をつければ1位から最下位までいる。
その最下位の子が、
「こんな屈辱を味わうくらいなら、この学校に来なきゃ良かった」と思うのか、
それとも、身近なところにとんでもない化け物がいる環境を楽しんで、
「スゲェ奴らと共に学べて刺激的だった」と思うのか。
多分、自己肯定感や安心感を持てているかが大きく関わっていると思うけれど、
後者のタイプは、大学に指定校推薦で行きたいと思わない限りは、
レベルの高い学校で成績が下の方だったとしても、問題ないと思う。
