サーパスでは「たかが計算」とは考えない。
基礎・基本こそ、我流でやらせてはいけない。
繰り上がりなら繰り上がり、繰り下がりなら繰り下がり。
まず、どういう手順で計算するのかを確認する。必要なら、改めて教え直す。
そして、教えた通りに実際に解いているかを見る。
途中式をどう書いているか。
数字の位置は揃っているか。
繰り上がりを書いているか。
途中で計算を飛ばしていないか。
答えが出たとき、その数字がおかしくないか。
こういうところまで見て、初めて「計算を教える」ことになると考えている。
さらに、計算問題を解いているときには、
その計算に登場した数字そのものにも目を向けさせる。
計算の途中で何を考えているのか。
どこで手を抜いているのか。
なぜその答えになったと思っているのか。
数字を「数」として捉えているのか、それとも単なる記号として処理しているのか。
そこを見るのは、指導する人間の仕事である。
一度に二つの人生を経験することはできない。
だから、「サーパスに通った場合」と「通わなかった場合」で、
どれだけ違いが出たのかを証明することはできない。
「サーパスの算数が強い」ということについて、都合のいいエビデンスを並べるつもりもない。
ただ、毎日の授業で子どもたちの答案を見て、手の動きを見て、間違い方を見て、
数字との向き合い方を見てきた。その経験から言えることがある。
計算という、一見すると単純な作業の一つひとつにまで、
算数を伸ばすための意味を持たせている。
サーパスが授業に自信を持っているのは、こういう細かなところまで、
実際の授業の中で子どもたちを見ているからである。
たかが計算。されど計算。
「計算ができる子」をつくるのではなく、「数字に強い子」をつくる。
その積み重ねが、やがて「算数ができる子」につながっていくのだと思っている。
