前回のブログの続きである。
最初に断っておくが、どうにもできないこともある。
受験には期日があって、その中でも、中学入試は6年生のときしかできないから、
思い立った時期によっては、さすがに間に合わせられないということもある。
以下はサーパスでの話でしかないが、5年生の終盤や6年生になりたての頃に
転塾してきた子たちの進学先は、それぞれの第二志望に落ち着くことが多い。
「一年早く、せめてあと半年前に来てくれていたら・・・」
と思うことが本当に多い。
これは売り上げや利益目的の話ではない。少々回りくどい話になるが、
良い授業を受けていれば、それだけでどんな子でも学力が伸びるというなら、
勉強は、力のある先生のオンライン授業一択でいいはずである。
だが、実際はそんな単純な話ではなくて、学力を伸ばすには、
先生と生徒、先生と親御さんとの人間関係や信頼関係も大事な要素だと思う。
その人間関係や信頼(に近い)関係を築くのに、1年という期間はかなり際どい。
1年が短いというよりは、サーパスではない塾にいた期間がそれより長い
ということが状況(適応と言ってもいいかもしれない)を難しくする。
というのも、授業の受け方、宿題の量、親御さんの関わり方・・・
ほぼ全てが、他塾とサーパスではどうやら違うからである。
さて、最初の断りが長くなってしまったが、
憧れの学校があって、しかし、このままいくと厳しそうだというときに、
どうしたらいいか。
厳しそうだと感じているということは、
今の自分の実力より、その学校の(難しさの)方が上にあるはずであるが、
ここで、変に欲張り過ぎるのは良くない。
難しいことまでやっておかないと・・・穴をなくしていかないと・・・
と、手を広げ過ぎると逆効果というか、空回りするだけで何も残らない。
かといって、基本に立ち返るべき・・・と考えて、
(極端に言えば)2、3年生のドリルなどを引っ張り出してくるのも違う。
睡眠時間を削って勉強するのは最悪手。
さらには、もし親子で勉強のできをめぐって喧嘩になっていたりしたら、
もう底なし沼に片足を踏み入れてしまっている。
厳しそうに感じたところから仕切り直していきたい場合、
上に書いたようなことは、だいたいにおいてうまくいかない。
「あんなに時間を取って対策したのに、なんでこんな点数なの?」
などと親が思うようになってしまっていたら、
親御さんも一度リセットして仕切り直した方がいい。
じゃぁどうしたらいいの?何をすればいいの?という話になるが、
この「何を」やらせるか、そして「どのように」やらせるかは、
我々プロの果たすべき仕事なので、本来、親御さんが請け負う必要はない。
サーパスにおいて親御さんに請け負ってほしいことは、
「先生の言うことをよく聞いておいで!」という声かけと、
家に帰ってきたときに、あたたかく迎えてくれるのとで十分である。
