ラグビーワールドカップも始まりました。

ラグビーのワールドカップが始まっていますね。
(日本代表の試合は見たいのですが、朝の4時からっていうのはキツイです。)
ラグビーは全く興味ない!という人もいるかもしれませんが、
今回の開催場所はフランスですし、来年のオリンピックもパリです。
興味ない!で終わらせるのは、ちょっと中学受験的にも危険な気がしますよ!

 

さてさて、ラグビーは全然詳しくないのですが、
(神戸製鋼の平尾さんを「かっこいい!」と思っていたミーハーレベルです。)
前回のワールドカップでベスト8に進出した日本は、
今回、その先に行こうと準備を積み重ねてきたそうです。
ラグビーでベスト8は、それだけでも十分すごい!と思っていた私ですが、
今回のワールドカップに向けて、選手が言っていた言葉が印象的でした。

「前回、ベスト8の国の中で優勝を目指していなかったのは日本だけだった。」

つまり、そこ(ベスト8)より上を目指すメンタルがそもそもなかった。
8か国の中で、日本だけがその結果に満足してしまっていた。
そこ(ベスト8に到達して)から新たなモチベーションを作ることができなかった。
だから負けるべくして負けたと、こういうことのようでした。

物事には、順序や段階があると思いますから、
前回のワールドカップ前に「優勝を目指す!」というのは、
さすがに無理過ぎる夢物語だったというのが、本当のところだとは思います。
ですから、ベスト8で満足してしまって、結果そこで負けてしまったとしても、
それを誰も責めたりはしないと思います。

しかし、その大会を最後に引退する選手や、
次の大会では選ばれない選手もいたであろうことを思うと、
次回は…とは思えずに、あのときにもっとこうしておけば…
せめて気持ちだけなら準備できたのではないか!
という思いがよぎるのもわかる気がします。

 

それで、私が何を思ったかということですが、
目の前のことをおろそかにしないで、ちゃんとやるということは、
もちろん大切なことですし、当たり前のことですが、
その上で、先を見ている人は強いということです。
優勝を目指す!と言いながらも、予選で負けてしまったりすると、
身の程を…とか、現実を見ろ!などと、
外野から上から目線で心無いことを言う人が現れますが、
もっとうまくなりたい、もっと強くなりたいと思って日々努力している人の価値は、
そんな余計なことだけを言ってくる人によって、何ら影響を受けません。
仮に、望んだ結果を得られなかったとしても、その人の積み重ねてきたものは、
その人にとって、かけがえのないものになっているはずです。

(受験に)受かれば、それでOK。大学受験のときまで勉強しなくていい!
例えばそういう声掛けでモチベーションを保っている人がいるとしたら、
ちょっと心配になります。中学受験の後にも、ずっと人生は続きますから。