4年生の集中力が随分と持つようになってきた。
中学1年生の集中できる平均時間が40分ほどと聞いたことがあるが、
4年生にしてすでに、40分以上、算数の問題と向き合えるようになってきている。
5年生の授業はもっと長くて、3時間近くあるけれど、
こちらでも取り組み続けられる子が随分と増えてきた。
5年生から6年生への移行は、授業時間数の面ではそんなに急激な変化にならないが、
4年生から5年生への移行は、目に見えてハードになるので、
最初はなかなか集中力が続かないのが普通である。
復習のリズムを掴むのも一苦労!という方が少なくない。
だから、ついついボーッとしてしまうとか、トイレ休憩を挟みたくなるとか、
そういう行動になってしまう子が現れるのだが、割と最近になって、
5年生の初期には集中力の続かなかった子も、頑張り続けられるようになってきた。
とは言え、家で集中して算数をやるのは、おそらく難しいに違いない。
自分の好きなことをやっているときは集中できるだろうけれど、
算数の問題に、同じように気合いの乗った状態で取り組むのは難しいと思う。
実際に、塾では随分と集中できるようになって、
(それに伴って)学力や点数の伸びている子がいるのだが、
その子が先日、体調不良でお休みされた際、
一応、(治ったとき用で)家庭で取り組めるようにと課題を渡したら、
「家で3時間集中するのは無理だな」と言っていたそうである(笑)。
非常に潔くて清々しい発言だが、まぁ本当にそうなのだと思う。
でも、5年生までは、それでいいと思う。
6年生なら、家でも少しは集中できてほしいけれど、
学ぶべき場所、学ぶべきときに、集中できるなら、
家ではのんびりしていていいと思う。
ここぞというときに、ガッと集中力を発揮できるなら、それでいい。
むしろ、いつでもどこでも「集中してちゃんとやりなさい!」と強制することは、
逆に受験まで持たなくさせるかもしれないし、
メリハリがつかないダラっと勉強になるかもしれない。
