サーパスに勤めて14年目になろうとしている。
塾の立ち上げメンバーなので、全生徒と何かしらで関わってきた。
最初の卒塾生がもう20代半ば。目の前にいる生徒は常に同じ年齢なので、
なんとなく自分の年齢も変わっていない気になるが、
最近はなぜか疲れが抜けにくくなってきた。
ところで、ずっと同じ塾にいると、自分たちのことを客観視するのは難しい。
今までうまくいったからといって、それ(経験)に固執しないよう、
常にアップデートしていこう!とは思うのだが、
そう思っている自分たちの立ち位置が、すでに偏ってしまっていたとしたら、
そのアップデートによって、ますます偏った方向に進んでしまうかもしれない。
なんでもやります!と、八方美人になって、
塾の個性がぼやけるのも良くない(どれも中途半端になって信用されない)けれど、
尖りすぎてキワモノになるのも違う。
はたして、サーパスの良さは何だろう?どこにあるのだろう?
と、10年目を迎えるあたり、コロナが始まったあたりからずっと考えている。
心掛けているというか、こういう塾にしたい!というものはあって、
そこについては可能な限り実践しているので、
それを、通っていた子や、その親御さんから良いと言ってもらえれば、
頑張ってやってきて良かった!と思う。
だが、それとは別に、(特に今まで意図していたわけではなかったけれども)
これはすごく良いことなんじゃないか!と最近になって気づいたことがあった。
なぜ気づいたかというと、秋からセンター南校にも行くことになったので、
サーパスのことを少しだけ外から見られたからである。
創立何十年の私学と比べたら、サーパスは、まだ幼子のようなものであるが、
少しずつではあるが、醸成されてきたものがあったのかもしれない。