勉強のやり方を工夫する

さて、最後に、勉強のやり方を工夫するという話なのだが、
今から書くことは、大手塾に通っている子ではおそらく実行できない。
サーパスのようなシステムの塾に通っている子向けの話だと思って欲しい。

 

サーパスでは、授業時間前に早く塾に来て勉強することも、
授業後に残って勉強することも、原則、可能である。
また、授業の無い日に塾に来て勉強することも可能であるし、
先生が面談等をしていなければ、質問も可能である。

サーパスしか知らないと、当たり前に感じるかもしれない。
そして、当たり前に感じることって、あんまり価値があると思ってもらえない。
(失って初めて、その価値に気付くことって、人生のあるある(話)である。)
だけど、実はこれって、多くの塾では普通ではない。
他の塾では、質問を聞いてもらうのに、お金がかかることさえある。

 

せっかくサーパスに通っているなら、この「当たり前」を活用しない手はない。
授業が終わったら、すぐに帰らないといけない場合は仕方ないとして、
そうではない場合、例えば、お迎えの車を5分10分待つような場合、
そのたった数分を有効活用できるといい。

その日の授業が全て終わったとき、解放感に満ち溢れているのはわかる!
もう何もやりたくねぇ!ってな気分なのもわかるし、
その5分10分のお友達とのお喋りが、息抜きになるのもわかる。
もっと言ったら、その時間こそが、最高の癒しであるのもわかる!
だから、その時間を全て取り上げてしまおうとは思っていない。

 

だけど、例えば、その日の授業で、納得のいかなかったことがあったとか、
よくわからない説明があったとか、解けない問題があったとか、
そういうときに、家にそれをそのまま持ち帰るより、
せめて少しでも、たった1問でも、質問して帰ったらどう?
家での勉強が少しは楽になるんじゃない?
その方が、心置きなく(塾の無い日には)遊べるんじゃない?

 

どうしても早起きできなくて、朝のうちに計算ができないなら、
塾にちょっとだけ早く来て、計算をやったっていい。
塾の授業前後に、ほんのちょっと、今より頑張るクセがつけば、
それだって、勉強習慣の一つだと思う。