成績のつけ方が変わります。

中学生を対象にする塾であれば、既にお知らせされていると思いますが、
来年度、つまり今度の4月から、公立中学校での成績のつけ方が変わります。
これまでは、国語は5観点、それ以外の科目は4観点で、5段階評価をしていました。
しかし来年度からは、全ての科目で
「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」
の3観点による5段階評価となるようです。
と言われても、ピンとこないかもしれませんが、
重要だと思うポイントを絞ると、こういうことです。

3観点の3番目、「主体的に学習に取り組む態度」
(授業態度や提出物が先生に与える印象と言っても言い過ぎではないと思います。)
が、成績をつける際に、どの程度のウェイトを占めているのか?
に注目した時に、これまでは
国語は5分の1、それ以外の教科でも4分の1でしかなかったものが、
これからは、3分の1を占めるようになるということです。
(表を見ていただくとわかるかと思いますが、
態度の評価がBだった時点で、もう「5」は取れません。)

まぁ、今までだって、結局、テストの点数だけではなくて、
先生に好かれるかどうかが、かなり大事なポイントでしたよね!
と言われたら、その通りではあるのですが、
それでも今までは4分の1(または5分の1)ということになっていたのです。
これからは、もっと恣意的な評価がつく可能性も無いとは言い切れません。

社会に出たら、上司に気に入られる能力も大切かと思いますが、
そういうことの苦手なタイプにとっては、
教えてもらう先生との相性によっては、苦労するかもしれません。
テストの点数だけで評価するのも良くないと思いますが、
コミュニケーション能力や、プレゼンテーション能力を評価し過ぎるのも、
それも違うように思います。