ブラジル

6月からサッカーワールドカップがブラジルで開催されます。

さらに2020年のオリンピックが東京に決まりましたが、その前、つまり2016年はブラジルで開催です。

もちろんまだまだ先の話で、受験前に何をのんきな!?と驚かれそうですが、中学校、高校の社会の先生にだって、サッカー好き、オリンピック好きな人はいるかもしれないでしょう?

そんなわけで、今日はブラジルのことをちょっとだけお話しします!

ブラジル連邦共和国

面積:約851万平方キロメートルで世界5位。

日本の約22.5倍で、ロシアを除いたヨーロッパ全体より大きい。

(1位ロシア、2位カナダ、3位アメリカ、4位中国、5位ブラジル、

6位オーストラリア、7位インド)

位置:ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、

コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ

(チリとエクアドル以外の全ての南米諸国)と国境を接している

地形:世界で2番目に長いアマゾン川(1位ナイル川、3位揚子江)は、

流域面積を含めると750万平方キロメートル

(ブラジル地理統計局より。諸説ある。)にもなる。

これは、オーストラリアの面積とほぼ等しい大きさである。

環境破壊によるアマゾン川流域の砂漠化が問題となっている。

また地図帳を見ると南部にはブラジル高原など茶色く塗られた地域が目立つので、

標高は全体的に高いように見えるが、

アマゾン川流域の海抜が非常に低いので、平均標高はそこまで高くない。

最高峰はベネズエラとの国境近く、北部ギアナ高地にある

ピッコ・ダ・ネブリーナ山で、標高3014mである。

気候:国土の93%は熱帯地域(アマゾン川の河口付近を赤道が通っている)だが、

南部では雪が降ることもある。

首都:ブラジリア。

言語:ポルトガル語

宗教:約73%がカトリック。

経済:GDP(国内総生産)世界7位

(1位アメリカ、2位中国、3位日本、4位ドイツ、5位フランス、6位イギリス)

日本の主な輸入品

鉄鉱石の輸入先としては2位

(1位オーストラリア、3位南アフリカ共和国)

鶏肉の輸入は、約90%をブラジルから。

とうもろこしは、アメリカから約75%輸入しているが、ブラジルが約12%で次点である。

大豆も、アメリカが1位で約60%輸入しているが、ブラジルが約20%で次点である。

コーヒー豆はブラジルが1位 (ちなみに2位コロンビア、3位インドネシア)

BRICs(ブリックス)。ブラジル、ロシア、インド、中国の4か国。

BRICS。上記4か国に南アフリカを加えた5か国。

広大な国土面積。

面積は5か国合計で世界の約32%になり、天然資源にも富んでいる。

人口大国。

5つの国を合わせて27億人以上、世界の人口の約45%を占めている。

経済成長。

2008年の時点で G6(日本、ドイツ、イギリス、アメリカ、フランス、イタリア)

の15%に過ぎなかった経済規模が、

2040年頃にはそれら先進国を上回るとの見方もあった。

ただ実際は、2010年の7.5%をピークに、11年は2.7%、12年に0.9%と、

バブル景気の経済成長には陰りが見え始めている。

その中でワールドカップやオリンピック開催による経済効果に期待がかかっている。

バイオエタノール。

石油代替エネルギーとして注目されている。

サトウキビ栽培によるバイオエタノール生産では2010年の段階で世界2位。

1位はアメリカであるが、アメリカは生産量も多いが使用量も多く、

その結果輸入が必要で輸出はできない。

それに対し、ブラジルは内需より生産量に余裕があり、輸出を行える状況にある。

バイオエタノールの世界市場において、ブラジルが占める割合は7割以上に達する。

平成21年頃の入試問題ではよく出題されていた。

その他

日系ブラジル人。

ブラジルに移民として渡った日本人とその子孫のこと。

ブラジルは世界最大の日系人居住地である。

自動車産業と日系ブラジル人。

日本国内の自動車工場などで働く外国人労働者に、

出稼ぎに来ている日系ブラジル人が多い。

どうです?随分長くなってしまいましたが、

ブラジルのイメージ湧きました?