年末の御挨拶

2020年が今日で終わります。
世の中全体、大人も子どもも、会社も学校も、色々あって大変な一年でした。
皆、常に緊張していたのではないか、と思います。
一時も心休まることがなかったのではないか、と思います。
色々あったにもかかわらず、実りある一年にできたか?と振り返ってみると、
余裕なく過ごしたこともあって、あっという間でよくおぼえていないような、
何も手応えがないような、そんな気持ちの人も多いのではないでしょうか。

このように、今年の総括をするには、コロナ抜きでは語れません。
コロナに振り回され続けた1年でした。
そして明日以降もまだ安心はできません。

 

しかし、ものは考えようです。
せっかく、今日で2020年が終わるのですから、2021年に期待したいと思います。
どうにかなると甘く考えているわけではなくて、
どうにかしていくという、人類に対する期待です。

2019年が2020年になったって、何かが劇的に変わるわけではなく、
ただ日付が進んだだけ、いつもと変わらない日常が続いていたじゃないか。
年齢が1つ上がったって、それだけで何かの能力が上がるわけでもない。
普段はそんな風に考えている(あるいは何も考えていない)人も、
節目を利用して、希望に満ちた未来を想像してみたらどうでしょうか。

 

「もっと早くから真面目に勉強しておけばよかった」
と、ある6年生が言っていましたが、そう思えたその日が節目です。
その日から真面目に勉強したらいいと思います。
僕らは僕らで、通っているみんなの
第一志望校合格に向けて、やれることをやりますが、
みんなにとってのゴールは中学受験ではありません。
受験が終わった後も勉強は続いていきます。
ですから、気付いたその日から真面目に取り組めば、これからいくらでも伸びます。

「果てない空がそこにある」
「飛べない自分を変えていこうか」
「踏み出して何度でも」

というわけで、今年もお世話になりました。
2021年を良い1年にできるよう、精進してまいりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。