昨日は、サーパス主催で逗子開成の説明会を開いていただきました。
そこで中学3年生のヨット帆走実習を見学することができましたが、
通常の説明会で、ヨット帆走を見られる機会は無いそうですので、
日程が偶然合っただけとは言え、サーパスは良い機会に恵まれたと思います。
逆に、逗子開成の先生方は、海での実習には細心の注意を払われているでしょうから、
そのお忙しい日に、説明会を開いていただき、本当にありがとうございました。
さて、説明会でどんなお話を伺えるのか。
保護者の方がそこに興味があるのはもちろんでしょうが、
実は私たちもとっても興味があります。毎回、期待をしています。
というのも、保護者の方から
「〇〇(学校名)って、どんな学校なんですか?」
「〇〇はウチの子に向いていますか?」
「〇〇と△△なら、どっちがウチの子に合っていると思いますか?」
と、こういう質問を受ける場面が多々あるからです。
どの子どもにも良さがあって、特徴・個性があるように、
どの学校にも良さがあって、特徴・個性があります。
それぞれの子どもの個性と、学校の個性とのマッチングが良ければ、
6年間、きっと楽しく、そして伸びていけると思います。
また、学校の先生方とお話をしていると、ほぼ間違いなく、
「学校の本当の価値は、卒業してからわかる。」
とおっしゃいます。私もそう思います。
自分の経験だけで言っているのではなく、
友人や先輩、後輩、あるいは教え子に話を聞いても、
みな同じ感想を持っているので、確かなのではないかと思います。
そういう意味では、自分に合った学校に進学すれば、
上には6年間と書きましたが、6年どころではなく、
そこからの人生全てに良い影響がもたらされるといっても過言ではないと思います。
しかし、もし子どもの個性と、学校のカラーとのマッチングが良くなければ、
どんなに良いと言われている学校でも、どこかで違和感が出てしまうかもしれません。
だからこそ、私たちも学校のことを知っておきたいと思いますし、
毎年毎年の変化を感じ取っておきたいと思っているのです。
ちなみに、説明会で、どの話に興味を持つのか、学校のどこを見るのか。
ここにも個性による差が出ます。
大学合格実績や、カリキュラムで学校を判断することもあるでしょうし、
校長先生のお話で、その学校に惚れ込むこともあるでしょう。
その他にも、使用しているテキストや、習熟度別クラスの有無、宿題の量。
理科実験の頻度や芸術系の授業の充実度。
はたまた、英語の先生の発音、先生の年齢層に、
教室や廊下、あるいはトイレの掃除の行き届き具合。
体育館も含めた空調設備、部活の頻度や文化部の種類。
質問をした時に応対してくれた先生の回答や、その時の言葉遣いや雰囲気…などなど。
これらは全て、面談等で保護者の方から伺った、学校に行って気になったという点です。
そんなことは全く気にもしていなかった!という着眼点もあると思います。
つまり、どこを良い(あるいは悪い)と思うか、どこを重視するかは、
人によるところが大きいのです。
応対してくださった先生と、相性が合わないこともあるかもしれません。
その結果、その学校のことを良く思えなかったなら、
学校側はそれをとても残念に思われるでしょうけれど、
そういったことも含めてご縁と言うのかもしれません。
逗子開成の説明会で、中学受験の良さの1つとして、
『選択できること』を挙げていらっしゃいました。
是非、こういった説明会なども利用して、
合った学校を探していただければと思います。
最後になりますが、
この9月だけでも、湘南白百合、サレジオ学院、逗子開成と
3つの学校に説明会を開いていただきました。
先生方には、感謝しかありません。本当にありがとうございました。