随分間が空いたけれど、前回の「手を動かす」の流れでもう少しだけ。
問題文を読んでも、何を言っているのかわからない、
言っていることはわかっても、どこからどう手をつけていいか、さっぱりわからない。
そんな問題であるなら仕方ない。
だけど、例えば算数で「これって○○算?」とか「線分図書くやつ?」などと質問されて、
「そうだよ。」と答えると、スラスラ解けちゃうことが多いのは、
なんだかもったいないなぁって思う。
線分図を書いたら自分で解ける!くらいの力を持っているなら、
最初から線分図を書いてみたら良かったのに…と思う。けれど、
「その方法で解けるよ!」と聞いてからでないと、線分図を書かない子も多い。
「その問題は面積図だよね。」「これは表を書くといいよ。」「そっちはグラフだね。」
と、解き方を教えちゃえば、そこから先は結構解ける子でも、
それを聞かずに解けるようになるには、自分でやってみるしかない。
線分図を書くという行動をおこしてみたら、問題を解くことができたように、
行動に移す前には、なぜその行動をするのかわからないこともある。
行動に移して初めて、その価値がわかることもある。
算数に限らない。勉強に限った話でもない。
また、線分図を書いてもうまく解けず、面積図を書いたら解けた!
というような、最初のアプローチを間違える経験だってあった方がいい。
最初はAだと思ったけれど、やってみてうまくいかなかった時に、
そこに固執するのではなくて、途中でBに方針転換するというようなことは、
普段の生活でも必要なことだと思う。
とまぁ、そういうわけで、今日から夏期講習スタート。
まずは行動に移してみよう!