佐野センに「先生、最近カタツムリ見ました?」と聞かれ、
ん?そういえば見てないなぁと気付きました。
そんな佐野センは休日に鎌倉を歩いた時に
カタツムリを探したみたいですが、見つけられず、
ただ住職さんにもう少しするとみられますよと聞いたみたいで安心したみたいです。
自分が小学校に通っていた時などは、
梅雨の時期に道路の端の葉の上などにカタツムリをよく見たなぁと思い
今年は少し意識して見つけてみようと思いました。
小学生は見てるのかなぁ?とふと疑問に思いました。
4年生で最近、植木算を学習しました。
木を植えるだけでなく、電柱、鉄塔などが問題に出てきます。
鉄塔?そういえば戸塚、東戸塚あたりで鉄塔ってあんまり見ないな。
ってことは鉄塔知らないかも?と思い、みんなに聞いてみたところ、
鉄塔という漢字は知らなかったみたいですが、
鉄塔の写真を見せたら
「あーっ、それね!鉄塔っていうんだ。」
「名瀬の方にはあるよ。」みたいな反応でした。
ちょっと安心しました。
サーパスの前には変電所がありますが、
変電所とかも知ってるのかな?なんて考え出すときりがないです。
何週間か前の算数の授業ではダースが文章中に出てきましたが、
何人かはダースという単位を知りませんでした。
少し前まではテレビのCMで
「12個だからダースです。」なんてフレーズがあったので
しばらくは楽をしていましたが、そのCMも見なくなり
しばらくたったことで知る機会が減ってしったようです。
その話とは別ですが、何となくではありますが、
テレビの在り方も変わりつつあります。CMを見ていると、
桃太郎が金太郎と浦島太郎とお友達になってしまっていることが
本当になってしまうのではないかと勝手に心配したりしています。
自分の子どもが幼稚園〜小学校と変わっていく時、
うちの子はいつ桃太郎を知ったのだろう?
意外と機会がなかったな。と感じたこともありました。
子どもに確認したところ、
幼稚園がたくさんの読み聞かせをしてくれていたので助かりましたが、
日常的な生活の中では当たり前ではない物語になってしまっている気がします。
何年か前に佐野先の授業をしている教室から
「ある日おじいさんは山に芝刈りに、はい次を言ってごらん。」
と子どもたちに質問している声が聞こえてきておりましたが、
えっ?何?何言ってるの?という子どもから
「おばあさんは川に洗濯に・・・。」と答えてくれる子どももいました。
これからはもっと知らない子どもが増える気がします。
読み聞かせも、音読を聞いてあげる作業も
どうしても親に多くの責任がある作業かと思います。
音読は宿題なので定着の機会がありますが、
読み聞かせって子どものタイプにもよるし、難しいなぁと思います。
しかし、桃太郎にしても、カタツムリにしても、鉄塔にしても、
ほんの少し日常会話に中に確認作業のようなものが
家庭でも取り入れてもらえたらいいかなと思います。