笑うことを我慢してみる

叱られている最中なのに、なぜか顔には笑みが…

緊張感や危機感が感じられない…。

「本当にこの子はわかっているのかしら?」

子どもに限らず大人でも、

その場にどう考えても合わない「笑顔」をしてしまう人っています。

では、そういう人はことの重大性がわかっていないのか?というと、

必ずしもそういうわけではないらしいです。

真剣な話をしている時の笑いは、

その下にある本当の感情を隠していることがあるそうです。

僕は心理学の専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、

たくさんの生徒を見ていて、これは正しいように思います。

叱られている時であるならば、これ以上叱らないで欲しいということであったり、

ダメ出しをされている時ならば、これ以上自分のダメなところを見たくない

ということであったり…。つまり自己防衛本能ですね。

でも、顔は笑っていても本当の心は緊張状態。

笑ってごまかしても(気づかないフリをしても)、心はちゃんと傷ついています。

抑え込んだ感情は、無理やり抑え込んだだけなので、

容量を超えればやがて何らかの形で爆発するかもしれません。

だから、そういった感情を溜めこみ過ぎないうちに、

自分の本当の感情と向き合って欲しいです。

笑ってしまっている自分に気づいて、笑わないようにしてみて欲しいです。

今の自分は、本当はどんな感情なんだろう?

悲しいのか。

悔しいのか。

怒っているのか。

泣きたいのか。って、向き合ってみて欲しいです。

すでにたくさん溜めこみ過ぎていた人は、

それと向き合うことで一旦大変な思いをするかもしれないです。

でも、今からさらに溜めこむよりは、今のうちがきっといいと思います。

笑ってごまかしてしまうクセのある人は、笑わないように意識してみてください。

そうしたら新しい世界が広がっていくと思います。