2月1日の入試まで3ヶ月をきった。
浮き足立っても良いことはない。
第一志望に合格したいからと、難問ばかり取り組むとか
試験慣れしたいからと、模試ばかり受けるとか
そういったことも良いことではない。
やらなければいけないことが多い中で、
しかもようやくそれを子ども自身も本当の意味で自覚してきた中で、
頭の中がすでに飽和状態に近づきつつあるとしたら
そこで不安や焦りに駆られて勉強しても
身につくことは少ない。
いや、むしろ今までできていたことができなくなることさえある。
そんな時こそ、基本に立ち返って欲しい。
例えば音読。
設問を解いているわけではないから、
何だか無駄な時間に感じる人もいるかもしれない。
2日やってみたけれど、即効性が感じられないからと3日目にしてやらなくなる。
今日は疲れてるからいいや。時間がないから明日やろう。
なんてことをするから力にならない。
「習慣にしてしまうこと。それが努力し続ける一番のコツ。」
と元楽天監督の野村克也さんは言っている。
まさにその通りだと思う。
家に帰って手洗いうがいをする。寝る前に歯磨きをする。
それらと同じように生活の一部に組み込んでしまえばいい。
難しい問題を毎日解くような高度なことを要求しているわけではない。
基本的なことを、とにかく毎日ひたすら続けて欲しい。