早いもので、2月の中学受験から4か月も経った。
塾を大好きにしていてくれた卒業生達も最近はだいぶ顔を見せなくなり、
寂しい気持ちと新しい生活が本格的に始まりいよいよ巣立っていったかな?
といった喜びもあるそんな日々である。
4か月も経ってしまったということは、もう次の受験まであと8ヶ月。
なかなか気の休まらない仕事だ。
先日、今年受験を終えたお母様とお話しする機会があり、
純粋に振り返ってサーパスはどうでしたか?と尋ねてみた。
すると、「最後の半年をサーパスで過ごさないと
この塾の本当の良さはわからないと思いますよ。」とお答え頂いた。
これは毎年のことであるが、テレビのような冗談めいたものでなく、
子どもに本当のところでのスイッチが入ってからの伸びは
無限の可能性を感じることがある。
そのスイッチがいつ入るかが、中学入試の真髄である気がするので、
これから最後の半年を迎えるにあたり、どう盛り上げていくかが大切かと思う。
1月30日に補習をして、
「もう15,6回は説明したんだけど、じゃあ最後にもう一回だけ。」
とある問題を解説し、それに対して一人の生徒が
「あーっ!そういうことだったの!!」と言った状況があった。
自分の中で忘れることが出来ない瞬間だった。
その問題がということではなく、
入試までにそういったモチベーションになれたことで
その生徒の合格を確信できたからである。
出来るようになりたい。合格したい。という気持ちが本物になった時、
可能性はすごく広がるのだと思えたし、
スナフキン先生のブログで紹介された今流行の本ではないが、
出来ない子なんて本当にいないと思う。
塾ですべてを請け負えるものではないが、
入試に向け、1日1日本気になるための階段をあがってくれたらと願い、
伝えていきたいと思う。
先ほどのお母様の言葉であるが、裏を返せば、
最後の半年を迎えるまでは良さが伝わりづらいとも取れるので、
ここは課題である。
4年生、5年生でより良い考える学習を定着させられるよう、
良い意味での変化をつけていきたいと思う。