算数オリンピック表彰式(朝日小学生新聞)

8月最後の日曜日、算数オリンピックの表彰式が代々木であり、そのことが8月30日の朝日小学生新聞に特集されていました。

5位入賞した2人も載っていました!!!

今回の算数オリンピックは、6月の予選に日本や中国、韓国から1500人以上が参加し、190人が7月の決勝に進み、22人が入賞したそうです。

同点の人が多かったようで、22名は過去最多人数でしたが、それだけ接戦だったと言えます。

東戸塚に1つしかない小さな塾で、全国(本当は日本だけではないですが)5位が出るなんて、そうそうあることではないです。

しかも同時に2人となると、これはなかなか狙ってできることではありません。

来年以降のことを言いわけする気はないですが、毎年必ず続けてできる保証もないです。

今年がたまたまだっただけかもしれません。

しかし実は、この算数オリンピックに向けてのプロジェクトは、サーパスを立ち上げる前からの算数科のチャレンジでもありました。

きっかけは1人のお母様からの、

「算数オリンピック決勝で入賞できるような指導をして欲しい。」

という一言からでした。

正直、かなりのプレッシャーでした(笑)。

全国の算数好き(あるいは算数が得意な子)が集まる舞台です。

一度解いてみていただけるとわかりますが、大人でも苦戦する問題、いえむしろ大人だと解けないような問題が、ずらりと並んでいるわけです。

頭が柔らかいかどうかやヒラメキがあるかどうか、どれだけ1問と向き合えるか、あるいは簡単に答えが出ないことをいかに楽しめるか…

そういったことを試される問題は、ただやみくもに問題練習量を増やしただけで太刀打ちできるわけではありません。

その難しさを知っている人(過去に算数オリンピックに挑戦した人など)が、

この結果を見ると、「これ、メチャクチャすごくないですか?」と言ってくれます。

そうなんです。ものすごいんですよ。声を大にして讃えたいくらいに!

でも僕らのこのチャレンジは、まだ完結していません。

全国1位を出したい。表彰台を独占したい。

そういった野望(?)がゼロなわけではないですが、

点数をより1点でも多くとることだけを算数の醍醐味としているわけではありません。

生徒全員が、「算数楽しい」とか、「もっとやってみたい!」と思えるような、キツイけれど、それだから楽しいという、そんなところを目指していきたいと考えています。