だいぶ昔の「プレジデントFamily」だが、
サーパスのブログで紹介していなかった記事があるので、
その一部を紹介しようと思う。
1つ目のテーマは「東大生の人生を変えた痛恨の不正解」
そこに登場したのは、都内にある大学受験向けの進学塾「SEG」で、
数学を指導している青木先生のお話。
青木先生がまだ中学生だった時、
答えは全て合っていた数学のテストでなぜか2点の減点。
納得がいかずに先生に理由を聞くと、「解き方がダサイ!」(笑)
その後、単に正解するだけではなく、
いかに美しくカッコよく解くかに頭を使うようになり、
数学の面白さにのめりこむきっかけになったそうだ。
この数学の先生の言った言葉は実に共感できる。
生徒の答案を添削することは数多くあるが、
式を書かせたり、記述を書かせたりすると、
間違っているわけではないけれど、どうにもダサイんだよなぁ…
ということはよくある。
このダサさ(笑)を何とかするためには、
模範解答の研究が必要だし、最初は模倣(真似)が必要だと思う。
また別のページでは「灘、桜蔭生の点取りテクニック」という
現役中学生たちの対談も特集されていた。
そこで灘の生徒が
「できる子のノートを借りて、賢い勉強方法を盗む」
なんてことを言っていたのだが、
灘に入れるような子でさえも、もっとできるようになりたいと貪欲であったり、
人のいいところを見習おうと謙虚であったりするのだ。
(いや、むしろ謙虚であり貪欲であるからこそ、
灘に入るようなレベルになれるのかもしれないが)
美しい答案、大人が見ても惚れ惚れしてしまうような答案を書くためには、
そして答案の書き方だけではなくて、今より賢くなるためには、
勉強方法だって真似していいのだと、みんなの先輩が教えてくれている。
(自分より)できる子が、どんな勉強をしているか、
どんな時間の使い方をしているのか、どんな本を読んでいるのか…
直接聞いてみるなりチラチラ観察したり(笑)してみればいい。
あるいは、卒業生が塾に顔を出してくれた時には、
苦手科目をどうやって克服したかとか、いつから本気でやり始めたかとか、
聞いてみるといい。
そうしたら、今困っていることが案外あっけなく解決したりするかもしれない。