突然ですが、私、旅が好きです。
そして旅先でしか味わえないような『食』が好きです。
しかし、初めて行く土地で、どのお店に入って何を食べるか。
これは難しい問題です。
無尽蔵に食べられる胃袋があればいいのですが、残念ながら食べられる量には限界があります。
ですから、ここだと思って入ったお店が自分の好みに合わなかった時には、一食損した気持ちになります。
(もちろん本当は、どんな『食』との出会いもお店との出会いもご縁ですから、仮に自分の好みに合わなかったからといって後悔するようなことはないですが!(笑))
9月に甲子園に行った時には、大阪の梅田にあるお好み焼き屋「美舟」で食事をしました。
ここは、大阪に行けば必ずといっていいほど立ち寄るお店です。
とにかくキャベツが多く、ふんわりシャキシャキで、美味です。
そしてまた、ここの焼きそばは絶品なのです。
最初にこのお店に入った時は、焼きそばがおいしいと知らなかったのですが、2回目に訪れた時にたまたま、もう引退した某有名ボクサーがお店に来ていて、「え〜今日もう焼きそばないの〜?」と言っていたのを聞いてしまいました。
当然、3回目に来た時にはまず焼きそばです!
食べてみたら、これが本当に美味!
それからはもう、自分の中での大阪の定番です。
と、個人のブログと勘違いしているようなことを書いてきましたが、別にグルメレポートを書きたいわけではなくてですね。
このお店を探し当てる嗅覚から無理やり繋げて、自分に必要な情報を正確に入手することが難しい時代になったという話をしたいと思っております。
この「美舟」さん、ネットの食べログというサイトでは、5段階評価中3点ちょっとで平均的な評価のお店です。
他にもっと高評価なお店はいくつもあります。
しかし(あくまでも個人的な感想ですが)、もっと高評価のお店よりも私は好きです。
別のカフェでマスターに聞いた話では、「わざとライバル店の悪口を書いて評価を落とす」とか、「自分のお店を自分たちで褒めて評価を上げる」など、情報を操作するお店もたくさんあるそうで、その情報を鵜呑みにはできないということです。
ですから最終的には、そこから自分に必要な情報を入手できるかどうかは、その個人の力にかかってくるわけです。
毎年様変わりする大学受験で、昨年までの情報と気づかずに科目登録をして、科目数が足りずに受けたい学校を受けられなかったとか、試験日や申し込みの期日が変わっていたとかは、よくある話です。
テレビや新聞、雑誌で取り上げられたことでも、嘘があったり(最近で言えば森口氏のニュースはわかりやすいと思います。)、逆に真実が隠されていたりします。
お金さえ払えば、どんな会社でもどんな学校でも良いように特集してもらうことが可能です。
ちなみにウィキペディアというネット上の百科事典も、100%真実とは限りません。
そうした中で、確かな情報を得られるようになるには、どうしたらいいのでしょう。
その答えの1つは、間違った情報に踊らされなくてすむ賢さを持つことではないかと思います。
試験に出るとか出ないとかの小さな意味での勉強ではなく、自分が積み上げてきたもの(=勉強)に自信があれば、うさんくさい情報をうさんくさいと嗅ぎ分けられると思いますし、今が危機的状況だと煽られたとしても、パニックにならずに冷静に対処できると思います。
情報過多な時代だからこそ、その情報に踊らされずに生きていくことは難しいです。
本物を見抜ける力を身につけて欲しいと思います。