先ほど、2024年最後の授業を終えました。
自分にとっては、いつにも増して、今年はあっという間の1年でした。
もちろん、ダラダラと自堕落な毎日を送っていたつもりはなく、
日々のやることに追われていたら、いつの間にか年末だったというわけでして…。
ですから、決して無駄に時間を過ごしてきたのではないのですが、
しかし、それはそれで、何だかもったいなかったとも思うのです。
「忙しい」と口にするのも、「忙しそう」にするのも好きではなくて、
全部やった上で余裕しゃくしゃくな顔をしていたいのですが、
実際にはそうそう理想通りにいかないこともあったりして、
結果的には、ただこなしただけ…ってこともあった1年でした。
それで、これって、もしかしたらみんなにもちょっと当てはまりませんか?
決して、ダラダラと過ごしたつもりはないでしょう?
無駄に時間を過ごしたわけでもないでしょう?
やることがいっぱいあってそれなりに大変だったけれど、
なんとかこなしてきたでしょう?
でも、こなしただけだと、いまいちでしたよね。
感動とか、納得感とか、楽しさとか嬉しさとか、
あるいは悔しさや悲しさでさえもですが、
そういうものがいっぱいあった方が、充実するように思います。
毎日が豊かになるように思います。
と、そんな綺麗ごとは入試が終わってから…と思うかもしれませんね。
でも、違うんです!
こなしただけの無機質な勉強や努力では、大して身に着かなかったことを、
受験生なら身をもって知ったはずです。
あと1ヵ月だからと焦って、ここからまた、こなすだけの勉強にならないように!
納得感を伴う勉強の方が身に着くものは多いでしょう。
知らなかったことを知れた喜びがあれば、きっと忘れにくくなるでしょう。
そして、それだけでなくて、ここで学ぶ時間はあとわずかですが、
それを支えてくれている人たちのありがたみ、そういったものも感じてほしいです。
今はまだわからないかもしれませんが、こういうものを大切に感じられたとき、
入試の結果だけでなくて、もっと大きな得難いものを手に入れられると思います。
と、偉そうに語ってきましたが、これは元々自分のことです。
今年も大変お世話になりました。
来年も精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。