先日、鷗友学園の説明会に参加してきた。
鷗友学園は、小田急線の経堂駅か、世田谷線の宮の坂駅が最寄り駅なので、
ここ東戸塚からは少々通いにくい印象である。
鷗友の先生曰く、「生徒の平均通学時間が60~70分」とのことなので、
東戸塚からも(大体同じ時間で着けるから)遠すぎるということはないのだが、
武蔵小杉での乗り換えの煩わしさを考えると、やや遠い。
しかし、個人的な感想としては、足を運ぶ価値のある学校である。
入るのが簡単なわけではないので、軽い気持ちで目指せるわけでもないし、
通えない学校を見に行っても仕方ないと思われるかもしれないが、
(説明会マニア、説明会コレクターになってほしいということではなく)
鷗友の話は、「志望校を決める際の1つの基準」となってくれると思うのだ。
さて、この「志望校を決める際の基準」という話についてであるが、
複数の学校の説明会に参加されていて、
それぞれの学校の良いところや、気になるところを比較検討した上で、
すでに志望校を決めている方には、もう必要ない話かもしれない。
鷗友の説明会は、これから各学校の説明会に参加していこうとしている方や、
何を決め手に志望校を決めていいかわからない方、あるいは、
まだ(公立ではなく)私立に行かせることの価値がよく見えていない方にとって、
私立の良さを感じられる説明会になっていると思う。
また、各ご家庭の考え方や、その子その子の特性は様々なので、
鷗友がそれぞれのお子様に合うかどうかについてはわからないが、
鷗友と似た学校が神奈川県内に無いので、そういう意味でも、
説明会の話自体を興味深く聞けるのではないかと思う。
まぁ、特に女子においては、通学時間は長すぎない方がいいだろうし、
できれば、混雑した電車に長く乗らずに済むなら、それに越したことはないから、
これ以上、話してもしょうがないかもしれないが、
個人的に推せる学校は、生徒のことをよく見ているのがわかる学校である。
成績優秀な子や、部活で活躍する子に先生の眼が届きやすいのは、どこも同じであるが、
例えば、いつも放課後に図書室で本を読んでいるような子や、
休み時間に1人で絵を描いているような子など、
そういう子にも目を配っている先生は、生徒との具体的なエピソードに事欠かない。
そして、そういう先生が発する言葉には、想いや実感がこもっている感触がある。
キャッチ―なスローガンや、取って付けたような美辞麗句を並べられるより、
その先生と生徒がやり取りしている情景が浮かんでくる話の方が、
その学校の持つ空気感というか、居心地の良さを感じられていいと、僕は思う。