今まさに、頑張っていこうとしている学校がある。
頑張らないと決めているよりは、頑張ろうと決めている方がいいだろうから、
頑張っている時点ですでに良いことである。
また、頑張ろうとしている人に向かって、
「そんなに頑張らなくたって…」と水を差したり、
あるいは、一生懸命になっていることを冷やかしたりする風潮は昔からあるが、
子どもを、そういうことを言う(思う)つまらない大人にさせたくなければ、
今の大人が率先して、泥臭く一生懸命にやってみせるのがいいと思う。
しかし、頑張った経験がある人には伝わると思うけれど、
例えば、算数を頑張ったら、他の科目が犠牲になってしまったとか、
部活を頑張ったら、後輩との衝突(言い争いなど)が増えたとか、
そういうことって、実際にはよくあることで、
特に、衝突やら言い争いやらが起きるのは、面倒だしストレスである。
だから、一生懸命に頑張るなんて得がない!何事もほどほどがいい!
って、考える人もいると思う。
全てがうまくいくわけとは限らないし、反対意見の人もいるかもしれない。
多くの困難が待ち受けているかもしれない。
それらをわかった上で、頑張るという選択をした人のことは応援したい。
特に、会社だとか学校だとか、そういう大きな組織の在り方を変えていくというのは、
生半可な気持ちではできないと思う。
使命感に近いエネルギーを必要とすると思う。
先日、関東学院の説明会を開いていただいた。
一般論として、大学が上についている中高で、新しい色を出していくというのは、
相当難しいと思う。
大学からNGを出されて学校改革を断念するという話を、一昔前はよく耳にした。
関東学院についても、まだまだ新しい課題が出てくるかもしれない。
だが、頑張ってほしいと思う。
(自分が)正しいと思った方向と違う方を向いている人を、
話の通じない人と切り捨てないでほしいという願いと、
途中で投げ出さないでほしいという祈りを込めて。