先ほど、2023年最後の授業を終えました。
年末やお正月くらい、のんびりゆっくり過ごしたらいいのに…と、
(受験生に向かって)声をかけてくる人もいるかもしれませんが、
夢や目標に向かって頑張っている人にとっては、
大晦日も正月もただの1日でしかありません。その1日の過ごし方で、
積み重ねてきたものに綻びが出る可能性だって無いとは言い切れません。
もちろん、声をかけてくれた人は、
大変だね、頑張っているね!と労わってくれているのだとは思いますが、
みんながホッと一息つくのは、もう少し後でいいと思います。
元旦から猛勉強しなさい!とは言いませんが、緩まないように、
計算や漢字・音読を中心としたルーティンを崩さないように過ごしてください。
ところで、受験勉強は大変ではあるのですが、
そして、受かるかどうかの不安もあって、気が休まらないこともあると思いますが、
不思議と、このラスト1か月を楽しく感じられる子が、サーパスには多い印象です。
そもそもの勉強自体を「好き!」な子がサーパスに多いわけではありません。
勉強よりは、外で遊ぶ方が好き、ゲームが好き、読書が好き…
というような子ばかりで、その割合は、おそらく他と変わりません。
しかし、この時期になると、変化が現れるのです。
もちろん、ラスト1か月の勉強がいくら楽しいといったって、
それをこの先もずっと続けたいわけではないでしょうけれど、
限られた期間、ある程度の緊張感の中で、グッと何かに集中して過ごす。
ときに自分の苦手や弱さと向き合うことにもなる。
それは決して楽なことではないのですが、
そういうときに、人間は成長するのではないかと思います。
そして、その自分の成長を実感できるときに、充実感をおぼえて、
楽しくなってくるということが、あるのではないかと思うわけです。
1年、 2年と継続して頑張ってきたことにも価値はありますが、
この最後の1か月が、受験勉強の醍醐味のようなところもあります。
逆に言えば、この時期の過ごし方で全てを台無しにすることもできます。
心の状態も含めた体調最優先であることは間違いありませんが、
精一杯やり切ってほしい。やり抜いてほしい。
そう思っています。
僕らも精一杯やります!
今年も大変お世話になりました。
来年も精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。