新年のご挨拶

最初に、能登半島地震によって被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
今の段階で、被害にあわれた方々に対して私にできることはありませんが、
身の安全と1日も早い復興を願っております。

 

サーパス開校以降、しばらくの間、3.11の前後でブログを書いてきました。
あるとき、その日を、日常に感謝する日にしようと決めたのですが、
今回の地震のニュースを見て、改めて、日常は決して当たり前ではない
ということを痛感します。
いくつかの偶然と、いえ、ひょっとすると、たくさんの幸運のもとに、
今日という日常を送れているのだなぁと、不思議な感じがします。

 


それこそ、成績が上がった下がったなんてことで一喜一憂したり、
学校に行きたがらなくなったことを心配したりできるのは、
いつもと変わらない日常が送れているからであって、
そう考えると、成績が下がったことや学校に行かないことすら感謝というか、
まぁ感謝は言い過ぎにしても、大したことではないと言えるかもしれません。

 


もちろん、私たちは自分たちにやれる精一杯として、いつも通り、
子どもたちが志望校に合格できるよう、やれることをやります。
ただ、みんなに頭の片隅に置いておいてほしいと思うのは、
その志望校の受験がかなったとしたら、それだけでも奇跡的である
ということです。

せっかく受けられるなら合格したい、合格させてあげたいと、
そう思う気持ちになるのもわかります。ですから、頭の片隅でいいと思いますが、
受験を無事に迎えられたら、それだけで十分すぎるほど奇跡的である、
そう思えることが大切なのではないかと思います。

まずは自分自身が今ある日常に感謝して過ごしてまいります。
今年もよろしくお願いいたします。