「小さな塾は、情報が少なそうで心配。」と言われることがありますが、
ここでいう「情報」とは、大きく分けて2つあるのだと思います。
1つは、入試や学校自体に関する情報です。
一昔前までは、入学試験を受けるためには、まず学校に資料請求して、
願書を郵送してもらい、それに必要事項を記入して返送する
という流れが一般的でした。しかし、現在では、
ほとんどの学校において、入試情報は学校ホームページにアクセスすれば、
どなたでも見ることができますし、受験の手続きもWeb上で完結します。
ですから、入試の手続き等の情報に関しては、塾によっての差異はありません。
とはいえ、大手塾の方が個人塾よりも豊富な学校情報を持っているだろう
と考えるのは、ある面では正解です。
関東圏、関西圏の各都道府県に校舎があるような塾であれば、
例えば、横浜の校舎に通っている子が、大阪の学校を志望した場合でも、
その大阪の学校についての情報を塾経由で入手しやすいと思います。
その点、サーパスのように東戸塚にしか校舎のない塾では、
さすがに大阪のような通学圏外の学校情報については疎いわけです。
しかし、小さい塾には小さい塾なりの、小回りを活かした情報の濃さがあります。
網羅している範囲は、大手塾よりもだいぶ狭いのですが、その分、
この横浜周辺にお住まいの方が選択しそうな学校については、
例えば、A中学とB中学では、入試問題の質がどのように違うか、
あるいは、入学した後、どちらの方が宿題が多いか、
といったようなことを把握して、面談等でお伝えすることができます。
ですから、例えば、いつ転勤の話がくるかわからないような方であれば、
大手塾を選択しておくのは、将来の保険になると思いますが、
引っ越しの予定もないし、埼玉や千葉の学校さえ検討しない人にとっては、
志望する学校、検討している学校の詳細な情報について詳しい、
地域密着型の塾で十分なのではないかと思います。