前回のブログに書いたことは、嘘偽りなく、私の本音であるが、
他方、懸念材料も記しておきたい。
入った学校で、成績が下の方になること自体は、誰にでもありえる話かと思う。
成績順に並べたら、半分の人は下になるのだから。
保護者の方は我慢ならないかもしれないが、
当人がそれを気に病まずに過ごせるなら、図太く逞しく生きてゆけ!でいい。
ただ、それをストレスに感じ、気に病む子や、
半分より上にいないと付属の大学に上がれない学校に入学した子なら、
事情は変わってくると思う。
すなわち、懸念事項とは「半分より上に行きたいのに行けない」ときのことである。
こういうとき、「周りのレベルが高すぎるから」と考える人は多いようだが、
教育現場にいる立場からすると、
大きな意味ではそうだけれど、そういうことではないとも言える。
例えていうと、頑張って頑張ってテストで95点を取ったのに、
周りの人はみんな100点だったというケースは考えにくい。
実際は、満点を取っている人もいるにはいるようだが、
ボリュームゾーンが70点前後で、自分の点数は50~60点くらい。
こういった状況の方が多いように思う。
この状況には、周りのレベルが高すぎるという言い方はピンとこない。
だが、単なる努力不足と切り捨てられない場合もある。
サーパスでは、授業を聞いて、その場で考えて、わかって帰ることを求めている。
家に持ち返って復習することよりも、まず、目の前の授業を大切に!と考えている。
これは、私立(国立)中学に入ってからの、とても大事な心構えである。
今多くの子が通っている公立小学校の授業については、
中学受験するような子は、わからないことはほとんどないと思う。
少なくとも、授業が早すぎるなどと感じたことはないと思う。
しかし、私立中学の授業は全然違う。
公立中が中1の10月頃に教える内容を、私立中では中1のGW明けに教えたりする。
部活もやって帰宅すれば18時近くなり、夕飯を食べてお風呂に入って、
そこから宿題をやるとして、授業でわからず帰ってくるクセのついている子は、
日々の勉強がとてもまわらない。
つまり、私立の授業に(はたから見ると)労せずついていけているような子は、
授業中に聞いて理解している可能性が高いのだ。
授業で理解していようが、家で猛勉強していようが、
テストに関しては、どちらでも構わない。
入試で点数を取れさえすれば、どちらのタイプでも合格である。
だが、入ってからの日々の過ごし方には違いが出る。
まして、受験勉強を保護者が大いにサポートすることで成立させていたのなら、
中学に入ってからもサポートしないと、ついていくのは難しいかもしれない。
勝てば官軍という考え方もあるが、勝ち方、勝たせ方も大いに大事だと思う。
