算数に関しての話であるが、サーパスに1ヶ月も通ってもらえれば、
できることはだいぶ増える。
もちろん、サーパスに来る以前の算数力や、問題を読み取る力の差、
あるいは、そもそもの勉強に対する意識や人にモノを教わる姿勢、
好意的にサーパスに来てくれたか、イヤイヤ連れてこられたか・・・
そういった違いもあるので、全員が同程度に伸びるわけではないが、
それでも、できることは確実に増やせる。
なぜなら、サーパスの算数(の授業)は、
自分で解かないと(解こうとしないと)終わらないシステムだからである。
「おとなしく席に座って適度に板書を写し、先生の話を聞いている風を装っていれば、
授業終了と同時に無条件に帰れる」という塾ではない。
また、学習しているフリではなく、先生の話を一生懸命聞いている子であっても、
聞いてわか(ったつもりにな)るのと、自分でできるのとには、雲泥の差がある。
わかった気がして(家に)帰るのではなく、(←家でやってみると思いの外できない。)
自分でできるかどうか実践し、その子なりの達成度を得てから帰ることで、
塾に来る前にはできなかったことができるようになって帰ることができる。
さて、この「その子なりの達成度を得て」というところを大切にすることが、
中学受験においては、かなり重要なポイントになると僕は考えている。
例え話になるが、授業で10コの問題を扱ったとする。
すると、親は10コ全部を完璧にしなければならないとついつい思ってしまう。
しかし、状況は人それぞれ違う。その時点での学力差ももちろんだが、
例えば、勉強に前向きなときもあれば、ヤル気の下がっているときもあるだろうし、
結果がついてきているときもあれば、成果が出ていないときもある。
ネガティブな状況でも、もっと頑張れ!とやらせ過ぎるのは逆効果の場合も多い。
また、志望している学校のレベルや、男子校か女子校か、または進学校か付属校か、
そういった違いによって、入試で求められる学習レベルにも差があるのに、
全て(現時点で)できなければいけない!と思いすぎると苦しくなってしまう。
だから、今の段階でどこまでできていれば十分か、あるいは、
どこまでできていれば現状は耐えなのか、その見極めをした上で、
「達成度」はその子なりであっていいと思うのだ。
いやむしろ、その子なりであった方がいいと思う。
難関校を目指している子なら、あるいは、成績を上げたければ、
10コの問題全部を・・・そう考える人は多いと思うけれど、
成長には、踏むべき段階があって、嫌な言い方にはなってしまうけれど、
身の丈に合わない課題に義務感や強迫観念で取り組んでも逆効果である。
