中学受験を検討されている方にとっては、基本的に関係のない話になるが、
もう3年前になるだろうか。公立中学校の部活動の地域移行が始まった。
学校教員の負担を減らし、地域のクラブや民間の団体に指導を委託する
という改革が話題を呼んだ。
それで、探せばどこかには例外もあると思うのだけれど、
この改革以後、公立の強豪校がどんどんと減っているらしい。
トーナメントの上位に名を連ねていた公立の常連校が姿を消して、
勝ち進んでいるのは、ほぼほぼ私立の状態であるのだとか。
なぜそうなってしまったかの調査までしているわけではないから、
詳細については存じ上げないし、事情は学校にも地域にもよると思うのだけれど、
容易に想像つくのは、例えば、指導者が地域から見つかるのかという問題。
良い指導者がいるならまだいい。
だが、最大の問題は、その部活動で起きた問題や課題について、
責任の所在はどこにあるのか、生徒も保護者も誰に相談したらいいのかである。
もちろん、部活動全てを教員が請け負うのは時代にもう合わないから、
元の在り方に戻すのもよくないと思っているけれど、
それこそ、「勉強より部活を頑張りたい!」と思って、公立中学に進学したのに、
(強豪校でさえ勝てなくなってしまっている今)
その部活動が充実したものになるかというと、どうやら難しい状況のようだ。
(部活の顧問をやりたかった教員も、歯がゆいのかもしれない。)
部活ではなくてクラブチームで頑張るという選択肢も元々あっただろうから、
全てがこの地域移行のせいではないと思うけれど、部活を頑張りたいからこそ、
中学から私立にという選択も今後は増えていくのかもしれない。
それが良いことなのかどうかについては、そうであるとも思えないが。
